冬から春へと急激に気温が上がった今年。信州にも桜前線がやってきました! 例年より早い3月27日開花予想とされていた南信州の名勝天竜峡の桜が、それよりも2日早く25日に開花。ここ2日ほどは気温が下がったものの、南の方からは徐々に開花情報が聞こえてきます。
関東の桜の名所が一段落した後に見頃を迎える信州の桜は、場所にもよりますが4月の末頃まで楽しめます。
桜よりも少し前に見頃を迎えるのが梅です。今週の記事「麗しい湖畔の花園『ろうかく梅園』」では、長野市信州新町の「ろうかく梅園」で咲き始めた梅の話題をお伝えします。約2ヘクタールの梅園に約500本もの梅の木が植えられており、4月最初の土日に見頃を迎えそうとのことです。
温かい春の話題もいいですが、信州には雪を求めてウィンタースポーツファンがまだまだやってきます!! 多くの県内スキー場では、リフト券がハイシーズンよりお得な春料金になっています。雪の状態はどうしてもシャバシャバしていて重いのですが、温かな気候の中で滑ることができるチャンス。今年は雪が多かったため、まだまだブッシュ(藪)や土が見えていないスキー場もあります。「滑り足りない!」「もう一度滑っておきたい!」と言う方はぜひ信州へどうぞ。
・NAGANO SNOW LOVE.NET
春のスキー場といえば、「コブの練習!」というスキーヤーも多いかもしれませんね。1、2月のトップシーズンよりも、コブができた斜面で練習に明け暮れるモーグルフリークが増えたように感じます。というのも、シャバシャバした雪質だとスピードが出にくいため、ターンがしやすく練習にぴったりなのです。とは言っても、重い雪に足が取られやすいのも事実。無理をせず準備運動も入念に行って残り少ない雪を楽しみましょう。
信州のお酒といえば、日本酒やワインが有名ですが、このたび信州生まれのウイスキーが、国際的に認められるコンテストで最高賞を受賞しました! 受賞したのは、上伊那郡宮田村にある本坊酒造(本社:鹿児島県)の信州マルス蒸留所で生産された「マルスモルテージ 3プラス25 28年」。イギリスのウイスキー専門誌が主催する「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2013」のブレンデッドモルトウイスキー部門で、1品だけ選ばれる最高賞を受賞しました。限定3,800本しか生産されておらず、ウイスキー通の間では“幻の逸品”と言われています。
信州マルス蒸留所では、無料で工場見学を受け入れています。何種類かの試飲もできるとのことですので、ウイスキーファンの方はぜひ足を運んでみてください。
※車を運転する方はジュースとお土産で我慢しましょう。
・本坊酒造株式会社
ちょうど今日(2013年3月27日)、中野市でサクランボが初出荷されます。宝石のように見事なサクランボ。この時期はハウスで栽培されています。人気のサクランボ狩りは5月頃から始まる予定です。
◇過去記事
・「色・ハリ・艶にドキドキ。初夏のさくらんぼ狩りへ」
先週の新信州暦でお知らせしました須坂市動物園の代表選出選挙の結果が発表されました。その結果、カピバラの華(ハナ)が4分の1ほどの得票率で当選となり、1年間須坂市動物園の顔として活躍します。惜しくも2位となったのは、昨年脱走事件を何度もおこして全国的に有名となったフンボルトペンギンのトットでした。今回の選挙も全国ネットで報道されたようです。小さいながらも工夫を凝らした楽しい雰囲気が魅力の須坂市動物園。華やトットに会いにきてくださいね!
・須坂市動物園
[巻頭のカバー写真] 中野市で出荷が始まったサクランボ。「色」「ハリ」「艶」が良いものがおいしいのだそうです。3拍子揃った可愛らしいサクランボが鈴なりになっている光景を見ると、思わず嬉しくなってしまいます。
*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。