遅い春を喜びにろうかく梅園でジンギスカン

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南北に長い長野県のなかでも、暖かな陽気とともに川の水もぬるみ、北信濃にもようやく春の頼りが届きはじめました。梅の見ごろを迎えた上水内郡信州新町の「ろうかく梅園」へ足を運びました。4月上旬ともなると信州のほぼ全域がそれぞれの春を喜んでいます。信州新町は、北アルプスから流れ出る犀川を中央に、標高約420mから約1100mと起伏が多く、全体に山間の急傾斜地帯で、その各地に大小約120の集落があり、いたるところ自然があふれる町。長野市にもほど近く、車で30分程度で行くことができます。ろうかく梅園は、犀川をせき止めた「琅鶴(ろうかく)湖」と呼ばれるダム湖のほとりで、信州新町美術館の対岸にあり、そこでは手入れの行き届いた園内2ヘクタールにおよそ500本の梅の花が、いましも見ごろを迎えていました。

ここの竜峡小梅は特別
じつは、小梅の全国生産のおよそ半分は長野県産です。中でも県の南に位置する伊那谷が産地としては有名ですが、ここ信州新町も、北信地域で最も多く小梅の栽培している地域で、およそ53ヘクタールに200トンもの生産量(信州新町観光協会データより)があります。

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そこはジンギスカン料理の聖地
また今では「信州新町」と聞けば、長野県民はたちどころに「ジンギスカンの町」を思い浮かべます。当ブログでも以前その魅力を「これが信州のジンギスカン料理がうまい理由(2007年8月8日付)」で紹介しました。想像通り、信州新町では、ジンギスカン街道に多くの店が軒をつらねています。羊の肉は脂肪燃焼効率が良くて食べても太らないと人気があるのです。町の人も昔から宴会の焼肉といえばジンギスカン(!)ですし、さまざまなお祭りやお祝いはもちろん、夏8月のお盆には家の外でジュージューとジンギスカンを焼いて家族みんなで食べる風習がある、まさにジンギスカン料理の町なのです。

先週末には、調度梅祭りが開かれていて、多くの来場者が梅の花を見ながらジンギスカンを焼いて食べていました。梅の見ごろは、おそらく今週いっぱいでしょうか。梅園対岸にある信州新町美術館から梅園を眺めるのも、いいかもしれません。そして梅園に寄って、なかを散策し、お腹がすいたらジンギスカンを食べてみるのが、信州新町の遅い春の迎えかたなのです。

あわせて読みたい

これが信州のジンギスカン料理がうまい理由

アクセス:

ジンギスカン街道の店情報(信州新町観光協会)

信州新町観光協会
長野県上水内郡
信州新町大字新町1000−1
電話 026−262−2200
信州新町観光協会ウェブサイト

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