連載※長野県伊那市のはびろ農業公園みはらしいちご園で、いちごの世話をする有賀玲子さん(26歳)が、月々の農事を綴ります。
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かったいちご狩りシーズンが無事に終わりました。わたしが働いているみはらしいちご園も、今年は昨年より入園人数も増えて、多くのお客様に楽しんでもらえた喜びを感じます。
先月にお伝えしたように、7月に入るとすぐ、休む間もなく来年の苗の準備がはじまりました。この10日からは、いちごの苗のさし芽作業も開始です。ランナー(いちごの株からのびるツルのようなもので、そこに子株がつきます)から苗を取り、これらを25人から30人の人間で約5日かけてさし芽をしていくのです。
35本植えることのできるトレイに、Y字型のピンで、ひとつひとつ差し植えていきます。えーと、全部で、そう、約15万本植えることになります。150,000本です!
天気の良い日はミスト(霧状の水)を頻繁にかけるので、蒸し暑い中の作業でハウスのなかは大変です(写真)。でもそこはガマンガマン。この子たちが来年もイイいちごになるように育ってほしいものです。
みはらしファームでは7月8日からブルーベリー狩りがはじまっていて、たくさんのお客さまで賑わいをみせています。