連載※長野県伊那市のはびろ農業公園みはらしいちご園で、いちごの世話をする有賀玲子さん(26歳)が、月々の農事を綴ります。
生い茂るいちごの葉
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あわただしかったゴールデンウィークも無事に終りました。今年の連休は天気の良い日も多くて、たくさんのお客さまに来ていただくことができました。
連休も終って家族連れのお客さまはすくなくなりましたが、これからは老人介護施設や保育園の親子遠足のみなさんが増えてきます。いちごの葉も生い茂り、施設内は通路が狭くなりますので、いちごが上からでは見えにくくなって、みんなしゃがみこんでイチゴ狩りをしています。気温も高くなってきて、ハウス内の温度も上り、それとともにいちごが傷みやすくなってきました。雨が降った日は葉っぱの露がなかなか乾かず、灰カビ病など病気も出てきます。毎日のように痛んだ実を取るのが大変です。でもこまめに取らなければ痛みが広がってしまうので、頑張って取り除きたいと思います。露が乾かない時はお客さまを入れるのも大変。なにしろ通路を通るときに、露のついた葉っぱが当たって服がぬれてしまいます。お客さまの入園前に露を落とさなければなりません。
今シーズンの閉園は6月25日になりました。閉園まであと1ヶ月余、できるだけこのままの良い状態でイチゴ狩りを楽しんでもらえるよう、しっかりと手入れをしていきたいと思う今日この頃です。