連載※長野県伊那市のはびろ農業公園みはらしいちご園で、いちごの世話をする有賀玲子さん(26歳)が、月々の農事を綴ります。
いそがしい春休みも、ようやく終わりました。今年は全体的に調子が良くて、多くのお客様に楽しんでいただくことができました。3月の入園人数が昨年より7400名ぐらい多く受けることができたおかげで、なんとか2月の減少分を取り戻せました。毎日多くのお客さまがこられるので、後半はさすがのわたしも疲れてきましたが「いそがしいことはいいことだ」と思いなおし、気合でのりきりました。
4月になると暖かくなってくるので、各施設の車椅子のお客様が増えます。車椅子で入れるハウスが限られているので大変ですが、毎年楽しみに来てくれるのでありがたいことです。
みはらしファームでは、伊那市、高遠町、長谷村とが3月31日に合併して新伊那市になったことを記念して、その翌日の4月1日には、伊那市はケヤキを、高遠町はサクラを、長谷村はカエデの木をそれぞれ植樹し、又合併した3市町村をイメージした3色の102個の連凧上げ、チェーンソーアートなどのイベントをおこないました。
だんだんと暖かくなってきて,日もすこしずつ長くなり、いちごの生育もよくなって、これからは葉が生い茂ってきますので、日々の管理をこまめにしなくてはなりません。手を抜くことなく手入れして、近づいたゴールデンウィークにも沢山の方にご来場いただけるよう頑張りたいと思う今日この頃です。
▽長野県の気候・春の特徴(長野地方気象台)