連載※長野県伊那市のはびろ農業公園みはらしいちご園で、いちごの世話をする有賀玲子さん(26歳)が、月々の農事を綴ります。
どんと焼き
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寒かった12月の影響でしょうか、いちごの第2果房の出が遅れたために、1月末頃からいちごが不足して、お客様を多く受けられない日々が続いています。なんと12月は、燃料代が前年の倍近くになってしまいました。この冬の寒さの厳しさを感じさせます。
1月22日みはらしファームではお客様も参加しせえの神『どんど焼き』が行われました。ファームのある羽広地区の人たちと共同で、各家庭の正月飾りや、ファームを飾った2006本のしめ飾りやメッセージなどを10メートル以上に積みあげて、それを焚いてみんなの願いを天まで届けました。そのおき火で焼いたお餅やまゆ玉は、みんなおいしくいただきました。
はでな豆まき風景
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さて2月4日には、権兵衛トンネルが開通しました! ファーム内では、SBC信越放送のラジオの名物番組『ラジオの王様』の生中継があって、トンネルの開通の様子や各施設の紹介などがありました。 そしてトンネルが開通する2時には鬼退治の豆まきがはじまりました。まず昨年も農作物に多くの被害を出した「台風」と、それから耐震偽装・悪徳リフォーム・詐欺などの「うそ」、トンネル開通で増えては困る「交通事故」などの疫病神たちが登場し、それらを率いる赤鬼・青鬼が登場します。それらの疫病神を、お客様にも協力してもらい、豆をぶつけて退治するのです。見事鬼たちを退治したら、その後集まった皆さまに福を届けるために3000余りの景品交換券などが入った福豆や、おかしなどをSBCラジオの坂橋・菊池両アナウンサー、ふるさと大使の大倉さんみはらしファームの年男、年女の人たちが盛大にまきました。
これで今年が福の多い年になることを願います。
これから3月に向けていちごが多くなって、たくさんのお客様によろこんでもらえますように・・・
▽長野県の気候・春の特徴(長野地方気象台)