連載※長野県伊那市のはびろ農業公園みはらしいちご園で、いちごの世話をする有賀玲子さん(26歳)が、月々の農事を綴ります。
今
の時期は9月初めの定植に向けて、ハウスの古い苗のかたずけや準備作業に追われています。大きく成長した苗は、根がしっかりはっているので、緑のうちはとれません。あらかじめ水をきり、カラカラに枯らしてから、とりのぞきます。
枯らしてから取るので、ハウスのなかはもうもうとホコリが舞いあがるので、ぼうしやマスクや長袖に手袋など、完全防備でのぞみます。
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3ヶ月前のハウス |
今のハウス |
日中かなり気温のあがるハウス内で、そのような格好で作業するのは大変なので、毎日朝少し明るくなりはじめる頃から午前7時頃までの涼しい時間に作業します。
今年は7月の長雨の影響で、苗がなかなか乾いてくれず、根がとれるようになるまで時間がかかりました。
これからまだハウスの床を掃いたり、マルチ取ったりする作業が残っています。
わたしの勤めているみはらしファームでは、先月末の7月29日・30日と夕涼み市が行われて、多くのお客さまがいらっしゃいました。
いちご園でも、やきそば、ヨーヨー、スーパーボールすくいの店を並べました。
他にもカブトムシ牧場といって、ネットを張った中にカブトムシ約200匹を放して、つかまえられるようにしてあるところもあり、それにはたくさんの子供たちが来て、順番まちの列ができていました。あまりに大勢だったもので、雄雌1匹ずつに制限してもらったのですが、それでもなかに入れない子どもたちがいました。
7月初めに、さし芽をした苗も、来月の定植に向けて順調に成長しています。。