詩乃さんの農事録
[詩乃さんの農事録]

「1番草」の牧草作業

こんにちは!

まず、みなさんに謝らないといけないことがあります。市場の写真をまた撮り忘れてしまいました。楽しみにしていてくださった方、本当にすみません。

次回の市場は8月なので、9月の農事録に載せられるかなと思います。友だちにもお願いしたので、次回こそは。楽しみにしていてください!

降らなくても降りすぎても雨が心配…

ということで、今回の農事録をはじめます、が……。最近暑すぎませんか!?

30℃超えの続く開田高原でさえバテバテなのに、ニュースを見れば35℃超えの地がざらにあります。そんなところでは「どうやって過ごしてるのー?」と思っています(汗)。

梅雨が明けたものの「いつ雨降った?」ってくらい梅雨を感じないので、作物が心配です。今のところ、とうもろこしは順調に育ってくれていますが、梅雨時期に雨が降らなかったということは、8月にまた災害が起こるほど降るのかも、と心配です。

牧草はロールか梱包か

農家さんによって違いはありますが、春先から今の時期にかけて、「1番草」の牧草作業が始まります。早いところでは「2番草」を終えたところもあると思います。

伸びた草を刈って「ロール」や「梱包」にする作業です。

この作業は天気と勝負になるので、毎日天気予報を見て、晴れが3、4日続く日に取りかかります。

草を刈った後は十分に乾燥させてから「ロール」や「梱包」にしないと、濡れていたところからどんどん腐ってしまいます。

十分に乾燥できない時はラップをします。



shino01-20220713ロールにした牧草にラップをかけた状態。見たことがある方も多いんじゃないかなと思います

shino02-20220713-1こっちが「梱包」した牧草。2本の紐で牧草を縛っています


ラップまでしてしまえば屋根下でなくても置いておけますが、梱包した草は屋根下に置かないと濡れてしまうので、置く場所の心配もしないといけません。

私の家は梱包をするので、本当に天気との勝負ですし、置く場所も考えないといけないので大変ですが、牛がおいしそうに食べてくれるとがんばった甲斐があったなと感じます。

shino03-20220713-1
刈った後の牧草地には追肥をして、また伸びるのを待ちます。

私の家は2番草を9月下旬に刈ります。

今は飼料が値上がりしているので、自家飼料を少しでも多く確保できればいいなと思っています。


今回は市場の様子をお伝えできず本当にすみませんでした。これで失礼します!

この記事を書いた人

林詩乃さん

一般企業を退職し、19歳で祖父母が営む黒毛和牛の繁殖農家を継ぐことを決意した林詩乃(はやし・しの)さん。木曽御嶽山の麓の牧場で、現在飼っている牛18頭のうち6頭が詩乃さんの牛です。畜産農家となる夢は現実になり、さらに大きく膨らもうとしています。

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