詩乃さんの農事録
[詩乃さんの農事録]

はじめまして。開田高原で繁殖和牛を営んでいます!

こんにちは!
今月から農事録を担当することになりました田中詩乃です。2000年生まれの22歳です。木曽地域の開田高原で祖父母とともに繁殖和牛を営んでいます。


shino01-20220413敷地内から見える御嶽山

自分名義の牛が2頭、うち1頭の子牛をまもなく出荷

夏には家庭菜園と、とうもろこしを育てて販売をしています。

開田高原は標高が1100〜1300mと高く、真夏でも平均気温が18度と過ごしやすい地域だといわれていますが、ここ数年、開田高原も暑くなってきているのではないかと、畑仕事をしながら思っています。

今年の冬は全国的に雪が多く、朝起きて外へ出ると雪。昼休憩が終わって外へ出ると雪。うんざりするほどの雪降りで、雪景色はきれいで好きですが、ここまで降られると嫌になるものですね…(笑)。

shino02-20220413久しぶりに外へ出た子牛たちが喜んでいる姿。雪の仮面かわいい♡


私はこの道へ入って、もう少しで3年目になります。専門学校へ行っていないので無知からのスタートとなりますが、祖父母について日々勉強しています。

祖父母が、私の張り合いになるようにと、2頭の牛を私名義にしてくれました。1頭は子牛を生んで、初産ですが順調に育ってくれて、6月の市場に出荷する予定です!

shino03-20220413お産した次の日の様子


shino04-202204137カ月経った現在の姿

「繁殖農家」と「肥育農家」

牛飼いには、おもに「繁殖農家」と「肥育農家」があります。

繁殖農家は、母牛を人工授精させて子牛を産ませ、その子牛を8〜9カ月間育て、家畜市場などへ出荷する農家さんのこと。

肥育農家は、家畜市場などから導入した肥育素牛を20カ月前後肥育し、と畜場へ出荷する農家さんのことをいいます。繁殖から肥育まで一貫経営を行っている農家さんもいます。

繁殖農家ならではの大変なことも多々ありますが、肥育農家さんや一貫経営を行っている方は、私からすると本当に尊敬できる存在です。

では、今回はこれで失礼します。これからよろしくお願いします!

この記事を書いた人

林詩乃さん

一般企業を退職し、19歳で祖父母が営む黒毛和牛の繁殖農家を継ぐことを決意した林詩乃(はやし・しの)さん。木曽御嶽山の麓の牧場で、現在飼っている牛18頭のうち6頭が詩乃さんの牛です。畜産農家となる夢は現実になり、さらに大きく膨らもうとしています。

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