早春の畑にて、りんごの剪定とぶどうの芽傷処理

いよいよ北信州に桜前線が接近中!?
ってことで今月も三井農園の農事録、Let’s トライ!

人をダメにする畑で、鹿がりんごをダメにする

先日、青年部の委託剪定で、中野市のシンボルでもある高社山の麓の園地にお邪魔しましたが、まだ残雪があり、日差しは春の暖かさがあるのに、空気は冬の澄んだままという不思議な体験をしてきました。

毎年、剪定を請け負っているこの畑から見える善光寺平方面(長野市の方)はバックに北アルプスを望み、雪解け水を日本海へと運ぶ千曲川の流れが見える最高なロケーションです。

mitui03-20220413人をダメにするロケーション

ここの園主さんは「さぞかし仕事中は気持ちがいいんだろうな~」と少しうらやましいです。
(ボォ~っとしてしまって仕事にならなさそうだけど)

しかーし!そんな人間をダメにしてしまいそうなロケーションの園地は、人間以外にも魅力的らしく、鹿さんがりんごの実がなる花芽をたくさん食べていました…。
 
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鹿さん…食べないで…
 
平年だと、地上から1~1.5mぐらいの高さの花芽を食べられてしまうのですが、今年は高いところで2mのところまで食べられてしまっていました。

雪が多かった分、下草などが埋もれてしまい、りんごの樹がいいエサ場になってしまったようです。
 
花芽は新しく伸びた枝の先にできるので、今年の収穫はできません。

剪定も普段なら落とすような枝も使って着果量を調整しています。

mitui06-20220413りんごの発芽までもうちょっと!
 
昨年は春の遅霜の影響で全国的に供給量が減ってしまったので、今年こそは産地としてもみなさまのもとへおいしいりんごをお届けできるようがんばります!

ぶどうの枝に芽傷を入れるとポタポタと

さて、三井農園では冬の間に剪定した枝の片付けをしたり、ぶどうの成長の均一化を図るため、ぶどうの枝から出る成長抑制成分を阻害するために芽傷を入れる作業を進めています。
 
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ぶどうの枝をぶったぎらないよーに…

幹にハサミの刃先を少し入れるのですが、私…不器用なんでたまーに、枝をぶった切っちゃうんですよ(笑)…。

いやはや、仕事はほどほどにっていう。

傷を入れたところから、ポタポタとしずくが垂れる樹があるんですが、これはもう根っこが動きはじめていて、土壌の水分を引き上げているという自然の現象なんですけど、

リンゴや桃などはポタポタと垂れることなんかないので、はじめて見たときは、ちょっと驚きます。

お前ちゃんと生きてたじゃーん!みたいな
(いや、あたりまえだろって話なんですけど)

そんないろいろなところで春を感じながら、来週から一気に気温が高くなるので、いよいよ開花するんじゃない!?

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 プラムの蕾もふくらみはじめています

と、ドキドキしながら来月の農事録もお楽しみに!

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 この時期にはありがたい助っ人!

この記事を書いた人

三井透さん

県内果樹産地の一つである中野市で、プラム、りんご、桃を育てる果樹農家の3代目になる三井透さん。以前はアパレルの企画、生産を行っていましたが「食や農業で多くの人に携わりたい」と就農し、果樹栽培の傍ら野菜などにも挑戦中!「食べる人が四季や自然を感じられるものを作る」をモットーに、日々の暮らしを綴ります。

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