Mt. Asama Dairy Farmer's Diary 05 Late Spring
●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴14年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。
朝起きて家の外に出ると、雲海がうちより低い所に!
(о^∇^о)
長く続いた暑い毎日も、9月に入って朝と夕方は涼しい空気が感じられる陽気になってきました。
9月上旬のとある朝の、日の出の写真です。
雲海におおわれた雲の下からの太陽の登場と
その雲海の上にも少し間を挟んで雲が。
雲海と雲の両方を朝焼けで染めた景色でした。
(●´∀`●)/
「子牛、可愛いですね(^^)」
先日、うちに来られたSさん
そう言いながら
牧草を食べている子牛にちょっと近づいたのですが
(m'□'m)
子牛は一歩後退り
そのままキョトンとした目でSさんを見てました。
Sさんもちょっと間をおいて眺めていましたが
近づくのをやめてこう聞きました。
(・・?)
「牛って怖がりなんですか?」
ええ、
牛って結構臆病な動物なんですよ
そう答えた私ですが
毎日、見ていると
子牛が可愛いとか
牛って臆病な動物とか
そういう事を忘れてしまいます。
たまに言われたりして
再認識してみたり
馴れって、大事な事とかもふと忘れてしまったりしますよね。
気をつけなきゃいけないなって思います。
φ(.. ;)それと‥
感情って表情に出るものですね
「子牛、小さくて可愛いですね」
そう言って子牛を見ていた時のSさんの笑顔も素敵でした(^-^;
でも、そのあと成牛を見て大きくてちょっと怖いって...
(οдО;)
毎日見てると慣れてしまいますけど‥‥ね
(^_^;)
日中はまだまだ暑い陽気の毎日ですが
朝夕は秋の爽やかな風を気持ちよく感じることが
少しづつ多くなってきました。
秋の農繁期シーズンももうすぐ始まります。
うちでは栽培してはいないのですが
今月半ばには早い所では
お米の刈り取り作業を始める方もいるのではないかと思うこの頃です。
我が家でも今月下旬頃には飼料用とうもろこしの収穫作業が始まります。
細かく砕いて密封保存をして乳酸発酵させてコーンサイレージにします。
一年を通して飼料として給与するために一年分のコーンサイレージを確保します。
牧場の風景などをイメージしますと、よく牛舎のとなりに建っている円筒形の建物で、屋根の部分がとんがり帽子のような形の建物がありますよね。
あれもサイレージを貯蔵するためのサイロです。
タワー型サイロと呼んでいます。
でも作業性労力の面から、今はもう使われなくなっているものが多くなりました。
このタワー型サイロの代わりに畑に山に積み上げて黒いビニールで覆って密封保存するサイロなどが主流です。
最新技術を使った農業機械等も開発されていて着々と機械化が進んでいるのですが、導入には費用も大きいのでなかなか手が出せません...。
(οдО;)
必要に迫られてしまうとどうにかしなければいけなくなってしまうのですけど、機械設備というものはどの産業でも簡単に導入出来る物では無いものだと感じます。
あると便利なのですけれどね〜(^_^;)
季節も収穫祭シーズンに変わっていく秋。
山の紅葉と美味しい果物
見ても食べても
楽しいこと一杯です。
今年の夏は暑かったので美味しい果物が出来たと言う話もよく聞きます。
美味しい信州の秋の味覚を
楽しんで下さいね。
(。≧∇≦。)
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