新海さんの農事録
[新海さんの農事録]

新海さんちの農事録 第5回

連載※長野県南佐久郡川上村で高原野菜を生産する野菜農家の新海岩夫さん(56歳)が、月々の農事を綴ります。

苗の植付けが終わったレタス畑
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ブシや桜の花の満開の中、4月30日に住吉神社、5月1日に稲荷神社のお祭りが、五穀豊穣を祈願し各集落でおこなわれました。昔ながらの行事ですが、チョット昔とは違ってきたかなと思う部分と、お菓子などもらいうれしそうな子供の顔には変わらぬものも感じます。こうしているうちに、川上村の遅い春が足早に過ぎていきます。

農作業はと言いますと、4月の中ごろより徐々にレタスやリーフレタス類の苗を畑に植える定植作業がはじまっています。ところが、今年もわが家では最初に植えたサニーレタスが近所のものと一緒に、鹿さんに食べられてしまいました。以前(といっても10年位前)は、よほど山に近い場所で「ここは食べられても仕方ない」というような場所以外ではあまり被害もなかったのですが、ここ数年は鹿よけの柵(電線にソーラで軽い電気を流してある)などで防ごうとしても被害にあってしまいます。近頃は頭数も増えたのか集団で出てきて畑を荒らしていきます。わたしも時には出くわしたりします。動物の生育環境が変化するなど動物側からも言い分もあるのでしょうが、生産者としてはあきらめきれない部分も否めません。そんな防護柵も山菜取りや釣り人といった人間の手によって、いとも簡単に切断されてしまいます。モラルの低下はいかんとも・・・・・。

このところの好天続きで、畑の下準備のほうが例年にもまして進んでいるような気がします。今月は長イモや多種多彩の自家用野菜の蒔きつけも進みます。夏から秋にかけて、一日の温度差が大きいほど、おいしいものが育ちます。

まわりの山は春紅葉(芽吹きの色が淡い紅葉に)や新緑が目を楽しませてくれます。ゴールデンウイーク中はしっかり働きましたので、山菜取りなどこれからつかの間の楽しみをしようと考えているところです。

長野県の気候・夏の特徴(長野地方気象台)

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長野県南佐久郡川上村で高原野菜を生産する野菜農家の新海岩夫さん(57歳)が、月々の農事を綴ります。

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