大樹の農事録

思いのままに!ぼろぼろ物置小屋をリノベーション

安田さん農事録

 

皆様こんにちは。ひろきです。
「安曇野の春は弾けるようにやってくる!!」という投稿から始まった農事録も3年目に入ろうとしております。
どうぞ今年度も宜しくお願いいたします。
さて、令和3年の安曇野の春は、例年よりかなり早く弾けたようです。

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ピカピカの1年生の娘。学校の桜も満開でお出迎え。新入生を見て桜も嬉しそうです。

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お祝いは桜の塩漬けを入れた桜赤飯。甘い赤飯に桜の香りと塩見が効いて絶品です。

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西に見える「光城山」はプチ登山の名所。登山道が桜並木になっており、春になると下から順に桜が開花していくのが分かります。その光景はピンク色の竜がゆっくりと山を昇っていくようにも見えます。北アルプスの雪形に並ぶ、安曇野の「農事暦」の指標の一つでもあります。

桜の開花も体感では2週間程早い感じ。いつもは田んぼに水が入ってから桜が咲くのに、、、
この時点で麦刈りが早くなることが決定です。田植えの段取りも急がねば。

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3月も日課である散歩コースの穴チェックは欠かさないコマ。おい、首の皮がおかしなことになってるぞ。

 

畔焼きの季節

安田さん農事録

 

春の田んぼの農作業と言えば、畔焼きがあります。
何で草を焼くかって?
今回は畔焼き問題について少し話してみたいと思います。

まず初めに、「畔焼きは必ずやらなければならない作業ではない」ということを言っておきましょう。
畔焼きをした後は土が露出されるため、ネズミ等の隠れ家が無くなります。また、地表面の雑草種子も焼却されるため春の草刈りが楽になります。でも逆に畔焼きをしないと発芽しない雑草というものもあるので、これで全ての草が抑えられるというわけではありません。
極論、畔焼きをしなくてもお米は育ちます。詳しく話すと長くなるので省略しますが、我が家では総合的に畔焼きはした方がいい作業として実施しています。

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しかし、この季節になると問題視されるのが、野火火災と煙の問題です。
火をつけるということは火災のリスクがついて回ることは当たり前。そのため、畔焼きの際には水タンクを必ず持ち歩くし、風上から火をつけて先に防火帯を形成しておくなどの注意は必須です。
しかし悲しいことに、必ずといっていいほど春先の野火火災は後を絶ちません。ここ数年は増えている傾向にあるように思います。
また、近年では畔焼きという風習を知らない移住者が誤って火災通報をしてしまう例も多くあります。
今までは春になると皆が当然のようにやっていた畔焼きですが、「洗濯物に煙の匂いがついた。」「家の隣で火をつけている人がいる。」という苦情が増えてきているようです。
苦情が寄せられれば対応しなければならない行政や消防の方も頭が痛いことでしょう。

我が家では基本、民家付近の畔焼きはしないし、地元の人の理解もあるので実施していますが、今の情勢を考えると全面的に畔焼きという作業を見直さなければならないと感じます。
畔焼きという農作業が見られるのもあと数年かもしれません。畔焼きをしなくても、良い環境の畦畔が維持できる管理方法を今から模索していく必要がありますね。

 

物置のリフォーム

春は畔焼きの他にも、麦の追肥、ハウスの準備、畔修理、水路修理と忙しいのですが、今年一番の環境整備が物置小屋のリフォームです。
毎年見て見ぬふりをしていたおんぼろの物置小屋に思い切って手を付けました。

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この物置小屋は昔、ニワトリ小屋や炭小屋として活用されていましたが、生活様式が変わり、今では使わないものをとりあえず置いておく小屋になっています。
使わないなら捨ててしまえばいいということで、とりあえず中のものを処分することに。

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ぼろぼろの壁はすべて打ち抜いて柱だけにします。
嫁さんと二人での共同作業です。

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驚いたことに基礎が何も無かったので、ワイヤメッシュを敷いて土間コンを打つことに。
コンクリートの仕上げのタイミングは、表面の水がひいた頃。魂を込めて表面を撫でます。プロのように鏡面仕上げとはいきませんが、軽く柱が写る程度には奇麗に仕上がりました。

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コンクリートが固まったら軽量間仕切りで壁の下地を作ります。

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外壁は板壁とコンパネにすることにしました。春休みは長男もお手伝い。
半分から上はコンパネを張り付けて、漆喰をペタペタ。これで裏側の壁は完成です。

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なかなか奇麗になってきましたね。天井には安いベニヤを打ち付けます。構造上、4部屋出来そうだったので内側にもコンパネを張り付けて壁を作ることにしました。

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入り口側も同じように板壁とコンパネで蔵っぽくします。
手前二部屋はハンガーレールを使用してスライドドアにしました。柱も梁も今の建物の様に真っ直ぐではないので現場合わせがとても大変。
嫁さんと「あーだこーだ」言いつつ作業を進め、ついに完成の時!

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何ということでしょう☆彡
朽ちた板壁にとりあえず立てかけられていたゴミは綺麗に片付けられ、木漏れ日を映す美しい外壁に。

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壁と呼べる壁が無かった当初の姿は見る影もなく、シックな蔵の佇まいに。

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1つ目の部屋は、シーズン物のキャンプ用品と子供の遊び道具を置ける部屋に。
子供にも定位置管理を覚えさせます。

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2つ目の部屋は、私の釣り道具部屋に。結婚してから殆ど行けていませんが、子供もでかくなってきたし、そろそろ渓流釣りを覚えさせようと思います。

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3つ目は家庭菜園の資材置き場。入り口は畑からのアクセスがしやすいように他とは違う方向に付けました。
何故か物置小屋の中にあったアルミ製のドアを再利用しホコリが入らないようにしました。

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4つめの部屋は唯一の大開口扉。
中には秘密のマシンが入っています。そもそもこれを買ったものの、置き場が無くて今回のリフォームに踏み切ったといっても過言ではありません。
さて何が入っているのでしょう。
5月に使用予定なので、その頃の農事録でお披露目したいと思います。どこまで使えるのかは私も未知数の代物。
上手く活用できればいいのだけれど。

さて、こんな感じで物置小屋も有効活用できるようになりました。自分でやると好き勝手できてとにかく安い! 施工不良もなんのその。次回もっと上手く作るための授業料と納得すればいいのです。 Do-it-yourself! ハマりますね♪
さて、物置も片付いたところでいよいよ本格的に農繁期に突入です。

前向きに! ひた向きに! 頑張っていきます!
それではまた次回お会いしましょう。

この記事を書いた人

安田大樹さん

北アルプスをのぞむ安曇野市は、1等米比率日本トップクラスの長野県を支える米どころ。25歳でお米農家を継いだ安田大樹さんは、おいしいお米を作り続けることが「ふるさと安曇野の景観を守り、地域を楽しくしていくことにつながる」と考えました。

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