こんにちは。セルリーの平出です!
いつもは父親に任せている犬の散歩ですが、先日久しぶりに行ってきました。終わった後、明らかに犬の態度が変わって、懐いてくるのが素直で面白いですね。
さて、今月からセルリーの出荷が始まりました。
出荷は早朝から始まります。
いえ、すみません!語弊があります。わが家のスタート時間は午前2時なので、普通に生活している方にとっては深夜ですね。
真っ暗ななか、LEDをつけて作業しています。
カット、袋入れ、仕分け、箱詰め、すべて畑で行いますが、作業は日の出前に行うように心がけています。
なぜなら、気温の上昇とともに植物体の温度が上がり、その状態で収穫してしまうと劣化が早く進んでしまうからです。なので、原村では朝採りにこだわっています。
さて、出荷の前日にハウスで違和感を感じました。
これです(写真の赤丸で囲んだ部分)。
これを私たちは「とう立ち」あるいは「抽台(ちゅうだい)」と呼んでいます。
花芽になって、種をつける状態に移行しています。これでは食べる部分がすべて固くて、包丁で切るのもやっと。
温度管理が良くないと、こうなってしまいます。
農家としては喜べないことですが、珍しい状態だったので、思わず写真を撮ってしまいました。
このように、農業はどこで失敗したのか、結果で見ることしかできません。
この替えの効かない緊張感のなか、一つひとつの作業の選択やタイミングを図るのが、農業の面白さなのかなと、私は感じています。
では、今回はここまで。また次回の農事録でお会いしましょう!