はじめまして。
2021年度より農事録を担当することになりました、平出悠太です。よろしくお願いいたします。
長野県の南部、諏訪郡原村でセルリー(セロリ)の栽培をしております。
大学卒後、東京で3年間、番組制作会社のAD(アシスタントディレクター)として働いておりました。退職後、次の仕事として祖父の代から本格的に始まったセルリー栽培にUターンという形で就農しました。
本当は起業したかったのですが、スキルもコネも無かったため家業を法人化することにしました。2015年に法人化し、当初の目的を達成できました。
諏訪はセルリーの一大産地
さて信州諏訪のセルリーといえば、夏場の市場シェア90%以上の一大産地です!
JA信州諏訪のパッケージ表記が「セルリー」なのでここでもそのように記載します。セロリでも間違いではないですよ。
諏訪のセルリーのおいしさの秘密は、門外不出の特殊な品種で、臭みや匂いなどが昔より格段に減っていること。
セルリー嫌いの人が「ここのセロリは食べられるようになった」という話をよく伺います。身近なところでは、母が友人とのバーベキューのときに、うちのセルリーを持っていったところ、セルリー嫌いな方が「このセロリは食べられる!」と言ってくれたそうです。
まだ信州諏訪のセルリーを食されていない方は、この機に今シーズンのセルリーを手にとってみてください!
なんと諏訪の地でセルリーの栽培が始まって100年経つとか・・・。
そんな歴史と全国トップクラスの生産量を誇るセルリー栽培を継承すべく就農し、もう7年目です。まだまだ家族に認められず、日々勉強の毎日です。
セロリの育成期間はだいたい5カ月。我が家のセルリー栽培は2月から始まります。セロリは苗をある程度大きく育ててから植え替える「定植」をするのが一般的で、今年は4月20日に定植しました。
この地域の畑の作り方は標高差を生かした面白い形で行われるのですが、それはおいおいセルリーの成長とともにここでお伝えできればな、と思います。
また次回の農事録でお会いしましょう!