めぐみさんの農事録
[めぐみさんの農事録]

ド新米農家Girl めぐみさん農事録 第35回

めぐみさん農事録

 

雨、あめ、降れ、ふれ〜!!!

毎年、春恒例の砂嵐で、村中が茶色くおおわれてしまう山形村。

この嵐がほんとハンパなくて(汗)!
長芋掘りの時はもう、目はシバシバの鼻はグシュグシュで、
目も鼻も口も耳も砂だらけになるんです!!!

それだけ良質な土(畑)が多いということなのでしょうが、
頼む!頼むから雨よ降ってくれ〜・・・

雨が降らないと困るのは砂嵐だけ、ではなくて、こちらもなんです。

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2月の始めに種まきをしたネギの苗。
かなり成長していて、早く定植してくれ、といわんばかりなのですが、
畑のかん水がまだ通ってないため、雨が降る直前を狙って植えないといけないんです。

長野県のように春先でも冷え込みが厳しい地域では、
かん水装置が寒さで凍結してしまうと、破裂・破損してしまうので、
4月中旬くらいにならないと川の水が流れてこないようになっています。

まさに、『恵みの雨』、を待つ日々です。

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3月には東京から元同僚の友人が家族を連れて遊びにきました。
この日は初めての長芋掘り体験!!!

友人は東京生まれ、東京育ちのサラリーマン。
長芋掘りはもちろん初めてで、苦戦しながらも傷つけずに掘り上げた時は
『とったどー!!!』と満面の笑み♪

農業のこと、山形村のこと、信州の暮らしのこと、一つひとつを
熱心に聞いては、驚いたり、感心したりする友人を見て、
信州に来たばかりの自分を思い出しました。

農業とは全く関係のない、全く環境の違う職場で一緒に仕事をしていた同僚と、
山形村の畑で一緒に汗をかいて、人との繋がりの素晴らしさを、
また改めて実感しました。

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「かーたんと、りんご、いく!」

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「かーたんと、ながいも、やる!」

砂嵐にも負けじと、毎日畑に出ている2歳児くん(イヤイヤ期)。

「かーたんと、りんご、いく!」
と、りんごの木の誘引中に脚立によじ登り、

「かーたんと、ながいも、やる!」
と、顔中真っ黒にしながら長芋の箱詰めを手伝ったり、
なんとも頼もしい存在になってきました。

あ、もちろん、機嫌のよい時は。
ですけどね。笑

この記事を書いた人

唐沢めぐみさん

「大好きなリンゴを作りたい!!」と唐沢めぐみさんは2009年夏に千葉県からやってきました。OL時代は土に全く触れることが無かった彼女は、人と人とのつながりに日々感謝しながら、一から農業を勉強中。2012年2月には東筑摩郡山形村の農業青年、康裕(やすひろ)さんと結婚しました。Iターンで農家になった、唐沢めぐみさんの農事録です。

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