めぐみさんの農事録
[めぐみさんの農事録]

ド新米農家Girl めぐみさん農事録 第43回

めぐみさん農事録


 

とうとう師走!
年末まで走りきります!!!

12月に入り、やっと冬らしくなってきた山形村。
それでも例年より気温は高く、長芋の収穫にはとても助かります。

土の中から掘りあげた長芋は、
傷や変形がないかをチェックしながらコンテナへ入れていくのですが、
日がかなり短くなって、17時にはもう真っ暗なので、
収穫作業はそこで終わりになります。

その分、朝早く収穫できれば良いのですが、
例年だとこの時期にはもう、朝の気温がマイナスになることも多いため、
朝の畑は凍りつき、凍った土の上に掘りあげた長芋を置くと、
長芋に傷がついてしまうこともあって、収穫作業がスムーズにいかないので、
土がお日さまにあたって、少し柔らかくなってから・・・
となるとあまり早くからは収穫もできないんです。

今年はまだ土が凍ってることもなく、
収穫作業は順調!

長芋の形や大きさによって、売り先や価格も違うため、
収穫後の出荷作業にも大忙し!です。

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ただいまお歳暮シーズン真っ只中!
個人のお客様からご依頼いただいた贈答用の長芋には
このようにまっすぐで形の良いものを使用します。

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一方、形が悪いものや亀裂の入ってしまったもの、小さいものなどは、
我が家では自家用の長芋を買い求めるお客様へ直接販売したり、
直売所で販売しています。

毎日直売所では近所の方から県外の方までが、
この「自家用」の長芋を10キロ、20キロ、と買っていかれます。

私、千葉県に住んでいたころは、
長芋って1本で購入したこと・・・なかったんです。
たぶん、見たこともなかった・・・かも!

スーパーで真空パックになった300グラム程度の切れた長芋が
「長芋」でした。

なので今、自分が生産する立場になって実際に販売していても
「安っ!安すぎる!!!」と毎日のように思ってます。笑

もちろん、私が千葉県で購入していた真空パックは
農家〜農協〜加工会社〜運送会社〜スーパー・・・諸々の
利益と経費の合計額なので高くても当然、なんですが・・・

千葉や東京、神奈川のお客様や友人に長芋を送ると、
皆必ず、
「長芋ってこんなに大きいの?!」
「バットか!!!」
と驚きます。笑

ちなみに直売所に長芋を出しにいくと、お客様から
「長芋って大きい方が美味しいの?」と質問されますが、
大きさや形は味に比例しません。
ので、見た目で美味しさを判断するのはちょっと難しいかもしれません。

是非、山形村の長芋を1度、食べてみてください〜!

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こちらは寒い冬の方が美味しいかな?
長野県と言えば!
そう、野沢菜です。

このあたりの農家はほとんど自家製漬物用の野沢菜は
自分の畑で作っています。

野沢菜は霜に数回あたった方が柔らかく美味しくなります。

12月の「お菜漬け」作業は
信州のお母さんの大事なお仕事ですね♪

農家でなくても、家で漬ける家庭は多く、
直売所には野沢菜もたくさん、並んでいます。

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長芋の収穫は年末まで続きますが、
もう1つ、今月の大事なお仕事。

今年は我が家に初めてサンタさんがやってくるようです。

今から、サンタさんにお願いするおもちゃを品定め・・・笑

楽しいクリスマスになりますように。

この記事を書いた人

唐沢めぐみさん

「大好きなリンゴを作りたい!!」と唐沢めぐみさんは2009年夏に千葉県からやってきました。OL時代は土に全く触れることが無かった彼女は、人と人とのつながりに日々感謝しながら、一から農業を勉強中。2012年2月には東筑摩郡山形村の農業青年、康裕(やすひろ)さんと結婚しました。Iターンで農家になった、唐沢めぐみさんの農事録です。

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