太田さんの農事録
[太田さんの農事録]

脱サラで花栽培!太田さんの農事録 第12回

 

師走でバタバタしております!
あっ!と言う間に今年も年末になりました。
季節もすっかり冬になり、ここ北信州では雪対策の準備に追われています。
毎月そうですが、12月も師走ということで農作業はもちろん、プライベートでもバタバタといろんな事がありました。

この時期は出荷花もなく、先月の続きで1月後半から出荷するスズランの準備作業を行っています。
スズランも根を付けたまま出荷する「根付」と、根を切って出荷する「切り」に分かれます。先月は根付用のスズランを掘り出していましたが、今回は切り用スズランの準備作業を行いました。


スズランも冬眠します。

ズラン畑で四角に根を土ごと切ってコンテナへ入れます。そのコンテナをハウスの中ではなく外へ並べ、積み上げます。
今年春にハウスに入れて、切りで出荷したスズランも運搬機を使い外へ出し積み上げます。

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ハウスの中から運搬機で外へ

並べたコンテナに雪が積もり、最終的には積み上げたコンテナが全て雪に覆われます。
これが雪を利用した冷蔵庫になるのです。
その冷蔵庫状態で2月下旬までスズランの根を冬眠状態にしておきます。

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お茶の時間

からずっと来てもらっていた従業員と作業するのもここまで。
毎度畑作業の合間にとる「お茶の時間」では写真のように畑の真ん中に皆で座って一休みします。当たり前の光景ですが、初めて見た人は「ハイキングに行き、ご飯食べてるみたいで楽しそう」と言う人もいます。

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ベニスモモの冬支度

にも冬の準備でベニスモモの木を縛ってまとめる作業を行います。
以前は雪が降る前に枝を切っていましたが、冬の間にウサギやカモシカなどの動物に木の皮を食べられてしまう事があったので、どうせ食べられてしまうなら枝を残しておき、親木まで食べられないように対策しました。
春になってから食べられた枝を含め、全ての枝を切る作業を行います。

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冬準備を終えたベニスモモ

「ぼくたちも冬眠中です」

の時期に畑仕事をしていると冬眠状態になっていたカエルやトカゲなどが枯葉の下などから出てくる事がよくあります。
普段はすばしっこい動物も、この時期は冬眠中に起こされたのでモゾモゾと動きが鈍いです。
中にはこんな小さなネズミも出てきます。ネズミも寝ぼけているのか手の上に乗せてもモゾモゾしていて、いつものすばしっこさがありません。
本当は畑の害敵なのですが、可愛そうになり少し離れたワラの中へ逃がしてあげました。

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仲間たちと美食の旅へ

の時期は花卉栽培以外の農家も冬準備に追われますが、トップシーズンより比較的時間があると言う事で、JA青年部の研修旅行に行く事が多いです。
毎年行くのですが、前年度は研修旅行がなかったので、今回は少し遠い所へ行こうと言う事になり熊本行きが決定しました。
定番の熊本城をはじめ、阿蘇山火口などいろんなところへ行きましたが、熊本は馬肉やラーメンなど美味しい食べ物が沢山あり、厳しい冬季に備える体作りができました(笑)

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熊本城

実は、翌週に別のグループで金沢、北陸旅行へも行ってきました。
1年半後に北陸新幹線が開業すると、飯山から金沢まで1時間で行けるようになるようです。
金沢など北陸も魚介類が本当に美味しいところでした。

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兼六園

忘年会が12回......

20131225no09.jpgには、スタッフとして会議を重ねてきた「Xmas婚活イベント」が開催されました。
飯山市で活動している「ii活(いいかつ)プロジェクト実行委員」の副委員長として年5回ほどの婚活イベントを行っていますが、今回は北信州合同婚活イベントとしてスタッフに選ばれ、毎月会議を行ってきました。
いつもは男性15人:女性15人くらいのイベントでしたが、北信州合同と言うことで、50:50+αの大所帯イベントとなりました。
僕は会場演出や司会アシスタントとしてイベントを盛り上げるために奮闘しました。
結果、13組のカップルが成立!!
この13組がそのままゴールインするといいのですが・・・。そう願いたいですね。

他にも、忘年会が12回あり4日間続いたり、提出書類が沢山あったり、子供達のクラブ活動の保護者会長だったり、仕事にプライベートに本当に師走の忙しさですが、皆さんも体には気を付けて、お互い良い年越しが出来るといいですね。

それでは皆さん1年間ありがとうございました!
良いお年を!!

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この記事を書いた人

太田和明さん

北信州の飯山市で花き農家を営む太田和明さんは、2006年に39歳で脱サラし、故郷で就農しました。父・雄三さんと共に何種類もの花を栽培するかたわら、地域活動やJAの青年部活動にも積極的に関わり、農業と地域を盛り上げています。美しい花を咲かせるための奮闘と、日々の暮らしを綴った農事録をお楽しみください。

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