冬の訪れを感じるスズランの根掘り作業
土を払ったスズランの根を積んだトラック
そのスズランの根を、タネ(屋根から落ちた雪を融かす水を張った池)で更にきれいにするために、土を洗い落とす作業を行います。
そして、洗い終わったスズランの根には小さな芽が付いているので、良い芽を選んでまとめる作業を行い、コンテナへ積めて冷蔵庫で冬眠させておきます。
スズランの芽
冬眠させたスズランの芽は来月から少しづつハウスへ移し、温室で育成させます。
その作業工程はまた来月に!
汗をかきかきビーバーを
スズランの根堀り作業の他にもこの時期恒例の作業があります。
出荷が終わった花卉類、芍薬、ワレモコウ、ヒペリカム、シンホリカルポス等の刈り払い作業が待っています。
これが結構な作業量になり、トラクターで刈れるものもありますが、半分くらいはビーバーでの刈り払い作業になります。
リウマチが少しずつ良くなってきているとはいえ、まだまだ指の関節が痛いので、この作業ではビーバーの振動が指に響き、30分ほどの作業で指が麻痺して超痛くなってしまいます。
そこで活躍するのがこれ! 「振減君」と言う特殊な手袋です。
この手袋のおかげで指の痛みはほとんどありません。
この寒い時期ですが汗をかきながら1日中ビーバーを振り回しています。
突然の雪で野沢菜が...
ところが、今年はこの時期には珍しく11月13日に雪が降り積もりました!(汗)
この時期に雪が降ることはありますが、ここまで積もる事はありません。
雪の重みで花卉類が倒れてしまい、とても作業しにくくなってしまいました。
雪が積もった畑とビーバー
我が農園の畑の隣では、これから収穫を迎える野沢菜が雪でつぶされて折れ曲がってしまっていました。
この地域では野沢菜作りが盛んですが、今年はこの雪にやられてしまい、市場や直売所で不足しているようです。
なんとか美味しい野沢菜が漬けられれば良いのですが・・・(泣)
収穫祭は大盛況!
秋の収穫時期と言うこともありJA祭も多く開催される時期です。
我々JA北信州みゆき青年部も焼き鳥やイカ焼き、ワタアメ、みゆきポーク丼などを販売して会場を盛り上げました。
特に今年の目玉は宮城県石巻青年部から取り寄せた「石巻で獲れた復興焼きサンマ」です。
大きくて脂がのっていてとても美味しく、お客さんにも大盛況でした。
石巻で獲れた復興焼きサンマ
地区行事としては、この時期恒例の「カヤ刈り作業」がありました。
近くの河川敷でカヤを刈って束ねて来年使う道祖神祭りの道祖神を作ったり、秋祭りに使う松明を作ったりします。
急な積雪でびっくりしましたが、その後は融けて残りの畑作業もできるようになりました。
今年は早くて多いと言われている雪との戦いは、これからが本番。
豪雪地では多すぎても少なすぎても困る雪。
皆が困らないくらい、ほどほどに降ってほしいですね。