ここ安曇野は、全国的にも早い時期に「サンつがる」の収穫が始まる地域です。
今年も例年通り8/20前後から収穫が開始されました。
ところが、
今年はご存知の通りの全国的な猛暑。
そのためか、なかなか「つがる」が赤くなりませんでした。(りんごというのはある程度気温が下がらないと色が進みません。)
今年のつがる
いつもならば、収穫開始から10日間ほどで主なところを収穫してしまうのですが、今年はその倍以上の期間をかけて収穫することとなりました。
厳しい残暑の中での収穫作業は、体力的にも精神的にもキツかった。(+_+)
いやぁ、こんな年は初めてです。
「サンつがる」が終わるとウチの農園では、「シナノドルチェ」や「トキ」などの少量生産の品種の収穫をしながら、10月に収穫されれる「シナノスイート」の葉摘み作業を開始します。
シナノドルチェ
※最近には珍しい酸味に特徴がある糖酸度のバランスの良い濃厚な味のりんご。個人的には大好きなのだが、最近は「酸味」を「不味い」と表現される方が案外多く、味の賛否は極端に分かれる。最近は果物に極端な「甘味」を求め「酸味」を嫌う人が多い。オレ的に言わせてもらうならば、酸味は甘味と絡まって味を複雑にしてくれて、そのバランスの良さがりんごの「美味しさ」だと思うのだけれども、、、
トキ
※青森生まれのとても甘くて香りの良いりんご。酸味はほとんどなく独特の香りと甘みが特徴のりんごなので最近のトレンドにもあっている。人気も急上昇中。見た目は必ずしも良いと言えないが、食べてもらえればわかってもらえる「中身勝負!」のそんなりんごです。
実は、今年の暑さは「トキ」の収穫にも悪影響を与えてくれました。
「トキ」はこの時期のりんごには珍しく蜜が入ることがあります。
ところが、今年はあまりの暑さのため、日の当たる面に早くから蜜が入りすぎ、そのまま暑さが続いたため、収穫前にその蜜の部分が腐り始めているものが多くあるのです。
外観に怪しげな斑点が・・・
割ってみると、
く、腐ってる、、、
百姓というのは、毎年毎年予想しないできごとが起こるので、
まぁ、何と言うか、
いつでもドキドキさせてくれる、エキサイティングな仕事であります。^_^;
さて、
収穫や葉摘み作業の合間の9/15,16、「山コン」なるものに参加してきました。
山コン、それは自分も所属している「安曇野農業経営者の会」が主催して行った、いわゆる「登山合コン」です。
今年初めて企画されました。
登山するのは、地元、安曇野市三郷小倉から登ることができる大滝山(標高2616m)。
結構急なところも・・・
マイナーな山ですが本格的な登山になります。
これ、予想以上に楽しかったですよ。
和気あいあい!
夕方雨が降りましたが、それ以外は天候にも恵まれ、夜には満天の星空も見え、朝には雲海が広がり、貸し切りの山小屋での夕食や宴会も楽しく・・・
こんな雲海初めて・・・(右端に富士山も)
合コンっていうよりは、みんな同じ山を登った仲間みたいな。。。
えっ、
成果ですか?
いやまぁその辺は・・・
暖かく見守ってもらえればと思います。^_^;
ところで、
ウチでは去年まで、もっぱらJA出荷と、少量の個人および仲間との共同販売のみでやってましたが、今年から地元の直売所にも出荷することにしました。
近くには他の直売所や道の駅などもありますが、特に果物に関しては、やはり「三郷サラダ市」が一番でしょう!!!
、、、と思っていますよ。ホントに。^^
ということで、これからは三郷サラダ市もぜひともよろしくお願いします。m(__)m
明日の荷づくり完了!
今年10月7日より地元安曇野市の「豊科インターチェンジ(IC)」が「安曇野IC」に名称変更されることになりました。
これがきっかけとなって、安曇野がみなさんに、より親しまれる地になることを期待しています。
あれだけ暑かった残暑が過ぎると、ここ安曇野は一気に秋から冬へと変化していきます。
紅葉も進むことでしょう。
そして、りんごの季節は本番まっただ中!
安曇野のりんごをぜひともよろしくお願いします!!!m(__)m
ということで、
まぁ今月はこの辺で。(^_^)/~
「ま、オレには関係ないけどね・・・」