JA長野県グループが提供するSBC信越放送のテレビ番組「?クイズ!違和感を探せ!」は、毎月第4火曜の18時54分から5分間放送しています。
長野県内の農畜産物の生産現場やJAの取り組みを紹介しながら「これって変じゃない?」という違和感を見つける番組です。
佐久穂町はカーネーションの産地
2023年7月25日(火)はJA佐久浅間の「カーネーション」を取り上げました。カーネーションの収穫から出荷するまでの作業や特徴を紹介しています。
テレビ取材にご協力いただいたのは、JA佐久浅間の花き専門委員会 副委員長でカーネーション専門部長の阿部和博(あべ・かずひろ)さんです。
長野県はカーネーションの生産量全国第1位。八ケ岳連峰を挟んでJA信州諏訪とJA佐久浅間が1、2位を占める一大産地を形成しています。
JA佐久浅間の管内では約70種類の品種が栽培されています。バラエティーに富んだカーネーションが5月中旬から12月下旬まで、関東や関西圏に向けて出荷されています。
なかでも標高800mの準高冷地にある佐久穂町は夏でも涼しく、カーネーションを含めた花き栽培が盛んです。準高冷地特有の気候から、花色が鮮やかで日持ちの良いのが特徴です。
佐久穂町にある阿部さんのカーネーションハウスへ取材に行きました。
カーネーションハウス
カーネーションの収穫風景
スプレー咲きや八重咲き、色も品種もさまざま
カーネーションは、さまざまな品種や色のバリエーションがありますが、阿部さんはブリザ、モモカ、マーロ、バビロン、コーリンの5品種を栽培しています。
「お客様が手に取った際にカーネーションが開花するように」と、蕾(つぼみ)が少し開いた段階で収穫をするそうです。
収穫時のカーネーション
カーネーションは、スプレータイプとスタンダードタイプの2種類があります。
スプレータイプは茎が枝分かれしたもので、スタンダードタイプは八重咲きの品種が多く、どちらも切花として出回ります。
JA佐久浅間のカーネーションはブライダル用などイベント関係で使われることも多いそうです。
5月の母の日のイメージが強い花ですが、普段の生活に取り入れてみてはいかがですか?