JA長野県グループが提供するSBC信越放送のテレビ番組「?クイズ!違和感を探せ!」は、毎月第4火曜の18時54分から5分間、放送しています。
長野県内の農畜産物の生産現場やJAの取り組みを紹介しながら「これって変じゃない?」という違和感を見つける番組です。
2023年5月23日(火)はJAグリーン長野の「トマト」を取り上げました。トマトの収穫から出荷するまでの作業や、トマトの特徴、おいしい食べ方などを紹介しています。
テレビ取材にご協力いただいた長野市松代町の関川農園では「桃太郎75」という品種のトマトをハウスで栽培しています。
トマト栽培は中心の太い茎(主枝)だけ伸ばして仕立てる方が多いなか、関川農園では側枝を次々と伸ばしていく「連続摘芯栽培」という方法を用いています。
主枝に果房が2段ついたら、その先を摘芯(主枝の先端を切る)し、わき芽を1本伸ばし、このわき芽に果房が2つついたら同様に摘心し、さらにそこから出るわき芽を1本伸ばす…これをリレースタイルで繰り返します。
実が大きくなり始めたら、基本の枝を捻って枝を曲げること(捻枝)で、養分が実に集中するため、トマトが甘く育つうえ、連続摘芯を用いない時と比べ、収穫量は1.2倍ほど増えるそうです。
ハウス栽培の様子
連続摘芯栽培の第2花房(下から2段目)
収穫の様子
取材時は収穫序盤であったため、赤くなっているトマトは少なかったのですが、収穫できたものはとても大きく立派でした。
桃太郎75
トマトの収穫は消費者の手に渡った時に、ほど良い赤さと熟度になるように気温や湿度、トマトの色の観察をこまめに行い、タイミングを見計らって行います。
右が収穫時のトマト。お客様に届く頃には左のように赤く染まる
詳しくは番組をご覧ください。
関川農園のあるJAグリーン長野管内では、昭和の時代からビニールハウスでのトマト栽培が始まりました。
トマトは夏に旬を迎えるイメージが強い農作物ですが、ハウス栽培によって、施設・露地・施設とリレーしながら4月頃から12月頃まで収穫・出荷がされています。
品種は、今回の「桃太郎75」のほか、桃太郎ヨーク、桃太郎ワンダーや桃太郎ネクストなどの「桃太郎」トマトや中玉(ミディ)やミニトマトなど、生産者がそれぞれにこだわりを持って栽培しています。
同時期で市場に出荷されるほか、JA松代農業総合センター直売所、A•コープ直売所(ファーマーズ篠ノ井・松代・南長野)、地元スーパーマーケットなどに出回ります。
問い合わせ先|JAグリーン長野 営農販売部 TEL 026-292-0930
販売は、JA松代農業総合センター直売所とA•コープ直売所での店頭のみとなります。
※店頭で代金をお支払いいただいた場合は贈答などの発送を承ることは可能ですが、電話でのご注文には対応しておりませんので、ご理解ください。