「地産池消ってうれしいです。いただきます。」を合言葉に、JA長野県グループが取り組む「信鮮!信旬!キャンペーン」。 長野県内16JAにある直売所・Aコープを中心に、長野県農業のすばらしさ・おいしさを地域の方に再認識してもらうイベントです。各会場では、地元の旬の食材を味わってもらいたいと様々なふるまいも大人気♪
やってきたのは、長野県東部、昨年の大河ドラマ「真田丸」でもおなじみの上田市。台風18号の日本列島縦断が心配される9月16日(土)、JA信州うえだA・コープファーマーズうえだ店と、隣接する「農産物直売所 マルシェ国分」で行われた「第6回上小地区協同組合まつり*1」での信鮮!信旬!なイベントをご紹介します。
「ぐっと涼しい」を通り越して、肌寒い朝。9:00の開店を前に、あっという間に120人を超すのでは? という長い行列!! それもそのはず、同まつりは、地域との絆を深めたいと毎年行うJA信州うえだ「第23回JAフェスティバル」(今年のテーマ:「"食と農"感謝の祭典 JA祭」)と同時開催なので、皆さんよくご存知なのです。「直売所は早い時間に来ないと売れてしまう、より良いものはより早く買う」ということを...。
まずは、「農産物直売所 マルシェ国分」のご案内を。高い天井の広々とした店内には、秋の味覚が「これでもかっ」とてんこ盛り♪ 今が旬のぶどうやりんご、梨、なす、かぼちゃ、白菜、きのこなどが色鮮やかに並んでいます。しかも、その品種・数量が多いっ! 出荷してくれる生産者さんの力を感じる、県内でもパワフルなJA直売所の一つです。
さて、今回の信鮮!信旬!イチオシ食材は「きのこ」。「年間を通して栽培・販売しているきのこですが、体調を崩しがちな季節の変わり目に、たっぷり食べて元気な毎日を過ごしてほしい、との思いをこめた」と言うのは、JA信州うえだ直販課の大村主任。花かつおだしと地元真田町の米味噌、その名も「幸村みそ」を使い、地元きのこ(エノキタケ・ブナシメジ・なめこ等)をふんだんに入れたきのこ汁を約1,000食(大なべ8つ)分作りました。ブース前は常に大勢の人で賑わい、ふうふうしながら飲んでは「あ~、美味しい、あったまるね~」「きのこの食感がいいね」と喜ぶ姿が...。じんわり体中に染みわたる旨味、やさしい味わいと温かさ、格別でしたよ♪
JA信州うえだブースでは、青年部メンバーと一緒に信鮮!信旬!地元農畜産物(信州太郎ぽーくの豚串、あぶりとうもろこし、みそぽーくまん、りんご、ぶどう)の大試食(販売)会も行われました。
上田市太郎山の麓、水と空気がおいしい大自然の中で、長野米で育てた特定病原菌不在(SPF)豚の串焼き。しっとり柔らかくジューシーな赤身肉は、2016全国銘柄好感度ポーク第3位というお墨付きの逸品。
菅平に程近い真田町で栽培されたミラクルスイートコーン「味来(みらい)」に絶品しょうゆだれをつけて、バーナーで炙る。生でも梨のように甘いとうもろこしに香ばしさがプラスされ、たまらない逸品。一晩で熊に200本食べられてしまったこともある、熊もトリコになるおいしさ。
信州の伝統食である「おやき」の新バージョンとして、同青年部が開発した地元食材のご当地グルメ。上田市内で生産された信州みそ「奏龍(なきりゅう)」とSPF豚「信州太郎ポーク」、そして、野沢菜を使った具が特徴。ジューシーでコク深い味わい、しかも具だくさんでウレシイ逸品。
春先の雹害で被害を受けたりんごの試食。しっかり味がのっていてシャキッとジュージーで甘い。「少しキズがあっても味はおいしい」ことを知ってもらうべく、直売所内で「キズあり」として特価で販売。
ナガノパープルは長野県生まれの皮ごと食べられる種なしぶどう。今年の長雨(曇天)の影響で、若干粒は小さめですが、薄皮のシャリ感とその甘さが秀逸。「巨峰」と「リザマート」という2種類のぶどうを交配して育成したもので、平成16年(2004年)に品種登録され、現在は長野県のみで栽培。
いろいろな品種が並ぶぶどうコーナー
他にも、上小地区の協同組合5団体(JA信州うえだ、生活協同組合コープながの、東信医療生活協同組合、上小漁業協同組合、信州上小森林組合)も、各ブースでそれぞれの魅力をアピール。お楽しみ抽選会に、血圧測定や体組成などの健康チェックや医療・介護相談、鮒や鮎など川魚の加工販売、ジビエ(猪や鹿など野生の鳥獣肉)の試食販売を行い、大いに賑いました。
元気になる協同組合まつりを体感できる1日となりました。来年もどうぞお楽しみに!!
末吉くんとJA信州うえだ青年部メンバー、JA広報担当スタッフ
*1 第6回上小地区協同組合まつり 上田市と小県郡の頭文字からとった名称の上小地区のJA信州うえだ、生活協同組合コープながの、東信医療生活協同組合、上小漁業協同組合、信州上小森林組合がが集結し、組合ごと特色あるブースで物産販売や活動、魅力をPR。2012年の国際協同組合年にJAが各組合に働き掛けて実現し、毎年開催され今年で6回目。
JA信州うえだ
こちらは 2017.09.19 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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