果物

シナノスイートの三ツ矢サイダー、この秋発売!

特産三ツ矢

長野県生まれのオリジナル品種「りんご三兄弟」の中から、甘さに自信のある「シナノスイート」の果汁を使用した、三ツ矢ブランドの新フレーバーが発売されます。

清見→らいでんメロン→二十世紀梨、そして、シナノスイート!

「特産三ツ矢」は、それぞれの都道府県の特産の果物を使用した炭酸飲料として、今年から販売されています。
各都道府県の特産のめずらしい品種を使うことで、今まであまり知られていなかった品種を日本全国に広げ、認知度を上げていくこともコンセプトとして考えています。
愛媛県特産の清見から始まり、北海道のらいでんメロン、鳥取県の二十世紀梨、そして、今回4弾目になるのが、長野県のシナノスイートです。

「特産三ツ矢」の発売を前に、開発担当者であるアサヒ飲料株式会社マーケティング本部主任の武邑哲彦さんと関東支社長野支店長の谷嶋実さん、そして、JA担当者である全農長野果実課考査役の北村真一さんで対談が行われました。

特産三ツ矢

左から、アサヒ飲料(株)の谷嶋さんと武邑さん、全農長野果実課の北村さん

シナノスイート採用のワケ

北村:長野県で推しているリンゴの中では、サンふじが有名な一方で、シナノスイートはまだまだ知名度が低いのが現状です。メーカーとタイアップしている商品もあまりない状況で、ちょうどこのお話をいただき、ぜひ採用していただきたいなと思いました。
シナノスイートを採用するに至った経過を教えてください。

武邑:「特産三ツ矢」は本年(2017年)4品の発売を計画しています。年間でなるべく多くの地方と取り組みを行うことを念頭に置きながら、今回は4品目として、秋ごろに旬を迎える特産果実をリサーチしていました。その中で、甘い果実が求められている近年のトレンドに合致している点や、品種名で直接的に産地訴求ができる点が魅力的だと思い、シナノスイートを採用させていただきました。

シナノスイート

北村:シナノスイートのシナノは「信濃」=「長野」で、分かりやすいですよね。
具体的に、企画開発について検討されたのはいつ頃ですか?

武邑:去年(2016年)の4月ぐらいですかね。特に、商品のコンセプトと年間の果実の割り振りにはじっくり時間をかけて決めました。

「りんごそのままを頬張ったような味わい」

20170927cider04.jpg北村:原料的には、果汁1%ということですが、製品設計について試行錯誤の苦労話はありますか?

武邑:製品の中味は「果実そのまま、まるごと頬張ったような味わい」を目指して設計しているのですが、生果実の旬とは異なる時期に開発をしなければならないことには苦労しました。市販されているシナノスイートのジュースを参考にしながら、商品開発研究所のメンバーと試行錯誤しました。
シナノスイートは酸味控えめで、甘みが立つという特徴であるので、本物に近づけるように酸味と甘味のバランスを検討させていただきました。

北村:どのくらい試飲したのですか?

武邑:...1000回ぐらいですかね!

北村:微妙な調整が大変ですね。最終的に「これだっ!」と思ったわけですね。
パッケージについても試行錯誤されたのですか?

武邑:ええ、中味はもちろん、パッケージからも「果実そのまま、まるごと頬張ったような味わい」を表現していきたい! と考えていました。今回は、"木になっているものをもぎり、もぎたての果実を味わっている"ような印象を抱いていただけるように工夫しました。

果実そのもののおいしさに感動

20170927cider05.jpg北村:ちなみに、シナノスイートは食べたことはありますか?

武邑:もちろんありますよ!!
とっても甘くて感動しました。この感動を多くの人に味わっていただきたかったという気持ちも、今回シナノスイートを採用したいと思った理由のひとつです。

北村:このシナノスイートは甘さが際立つ品種なので、お子さんであったり若い世代へのウケは良いです。しかし、まだまだ知名度が低いというのが課題ですね。こういった形で商品化することにより、普段目にしない層がシナノスイートに興味を持ち、青果コーナーに足を運んで手にしていただけたら...と、思っています。

フルーツ×三ツ矢ならではのさわやかさ

20170927cider06.jpg(試飲中)
北村:さわやかですよね! ほどよい炭酸で飲みやすく、ゴクゴクいけちゃいますね! 炭酸や甘い飲み物が苦手な方でも、飲めそうですね! 非常においしいです。
シナノスイートを食べたことがない方には、この商品をきっかけに興味をもっていただき、生でも食べていただきたいですね。

谷嶋:量販店にも案内が始まっていますが、評判が良く、果実の隣に並べて販売してもおもしろいなと考えています。

北村:それはおもしろいですね!
多くの方に飲んでいただき、シナノスイートのことを知ってもらいたいですし、このように長野県産を扱っていただけるのは、産地の励みになります。産地では、生産者の高齢化や後継者不足、地球温暖化の影響等、いろいろと課題もありますが、りんごの新しい栽培方法にも長野県は挑戦しています。具体的には、イタリアの南チロル地方で取り入れられている栽培方法で、りんごの単収あたりの収穫量のアップと省力化を図ることが期待できます。おいしい信州のくだものをたくさんの方に食べていただけるよう、産地でも工夫しながらさまざまな取り組みを行っています。

武邑:産地の方と直接お話しする機会は稀ですので、今回お話を聞けて、より一層長野県に興味を持つことができました。ありがとうございます。ぜひこの「特産三ツ矢 長野県産シナノスイート」を通して、産地を盛り上げていければと思います。

北村:ありがとうございます。引き続き宜しくお願いします。

20170927cider03.jpg

商品名 特産三ツ矢 長野県産シナノスイート
容器・容量 PET460ml
希望小売価格 150円(消費税別)
発売日 2017年10月10日(火)
発売地域 全国

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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人

ジャスミン

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