レシピ

伝える●おらほの味 米粉でつくるやしょうま

「おらほ」とは、「私たち」もしくは「私たちの地域」という意味の言葉です。信州各地の郷土食を探るシリーズ・"伝える おらほの味"。第7回目は、長野県各地で、お釈迦さまの命日に仏壇に供える米の粉でつくる「やしょうま」です。JA中野市女性部栗林共同購入グループのみなんさんがつくる、バラの絵柄入り等の「やしょうま」のつくり方をおしえていただきました※文末には冊子プレゼントのお知らせがあります!

yashouma_top.jpg

お釈迦さまが入滅した(亡くなられた)旧暦2月15日の涅槃会(ねはんえ)に供える米の粉で作った細長いだんごのことを「やしょうま」といいます。この習わしは、長野県各地に伝わっており、地域、家庭によって、米の粉のだんごの中に、ごま、クルミ、大豆などを練りこんだり、丸や三角の形のもの、赤や緑色などの色付けたもの、絵柄等が入ったものなど、さまざまな「やしょうま」がつくられています。

なぜ「やしょうま」と?
名前の由来にはさまざまな言い伝えがあるようです。「だんごの形が、骨張った馬の背中に似ていることから"やせうま"がなまったもの」とか。「お釈迦さまの臨終の時に、弟子の"ヤショ"が作ってあげたところ"ヤショ、うまかったぞ"と言われ、これが"やしょうま"になったとも言われている」とか。JA中野市女性部栗林共同購入グループのみなさんから教えていただきました。

yashouma_2.jpg

メンバーは、山口栄子さん(グループ長)、町田久美子さん(JA中野市女性部副部長)、小林厚子さん、石川喜久子さん、涌田恵美子さん、清水里子さんの6名。毎年月遅れの3月中旬の涅槃会の頃になると、みんなで集まって"やしょうま"をつくっています。今回は少し早いもののその集まりにお邪魔させていただきました。

「絵柄のやしょうまづくりは、一人でやるのは大変。みんなで、おしゃべりしながらやるのが、楽しいんだよ」と、みなさんが口を揃えました。

絵柄の"やしょうま"の作り方

1本分の材料の目安

 ・米粉(上新粉)1㎏ ・砂糖50g ・塩大さじ1 ・湯800cc ・酒適量
        *模様によって生地の色づけや重ね方が異なります。

3.jpg 4.jpg
5.jpg 6.jpg

●ボールに米粉、砂糖、塩に湯を少しずつ混ぜながらよく練ります。ポイントは、お湯を入れすぎないこと。よく練ること。「練れば練るほどおいしくなる。こねるのをしっかりしておかないと歯ぬかり(食べた時に歯につく)するから」と、町田さんが教えてくれました。

練ったものを卵ぐらいの大きさにちぎり、蒸し器で20分位蒸かします。

蒸しあがったら、生地は酒を手水にしてよくこねます。そしてある程度こねた生地に色づけします。

今回の"やしょうま"の色付けは、赤は食用ビート、黄色はクチナシの実、緑は抹茶、茶色はココア、紫色はパープル(ブドウ)を使っていますので、体にも安心です。

生地は、熱いうちに色付けしパーツをつくります。パーツを寄せて絵柄にあわせて組み合わせします。組み合わせが出来たら平たい生地でくるんで、円筒形をつくり、長径5cmくらいになるまで均一にのばして出来上がり。

「組み合わせまでの時間が勝負。時間によって出来上がりがちがってくるから」と。作り始めて1時間ほどで、"やしょうま"は完成しました。

出来上がりをすぐ切る場合は、糸を使うときれいに切れます。


おいしい、これが涅槃のおいしさか
出来上がったばかりの"やしょうま"をいただきました。まだ少し温かく、ほんのり甘いもっちりした食感がおいしいですよ。

「できあがりもおいしいけれど、かたくなった"やしょうま"を焼いて食べるのもおいしいよ」と清水さんが教えてくれました。

今回の"やしょうま"は、メンバーのみなさんの得意な絵柄等をつくってくださいました。

みなさんも、3月になったら、今年はオリジナルの"やしょうま"と作ってみませんか。"やしょうま"の詳しい作り方は、「暮らしを楽しむエコガイド」に掲載してあります。

ecoguide_booklet.jpg■読者プレゼントとして、「伝える おらほの味」が掲載されている冊子「暮らしを楽しむエコガイド」を、抽選で毎月10名さまにプレゼントしています! 全32ページ・カラー刷りの冊子で、長野県の農家のお母さんたちが各地域で実践している活動や、伝えたい地域の味を「暮らし 私スタイル」「伝える おらほの味」「いいね 地元を食べる」という3つのカテゴリーに分け、一冊にまとめたもの。タイトルはJA女性部のエコライフ運動として、安全・安心なものを食べることや食べ物を無駄にしないこと、地域の人に喜ばれる活動を継続して実践しようという想いをこめて名づけられました。当「伝える おらほの味」のレシピはもちろん、「暮らし 私スタイル」では新聞紙でつくるエコバッグや手作りせっけんの作り方なども紹介しています。ぜひ、楽しい暮らしづくりにお役立てください。ご希望の方は、1、住所 2、氏名 3、年齢 4、電話番号をご記入の上、「暮らしを楽しむエコガイド希望」と明記の上、下記あて先までEメールでご応募ください。

 JA長野中央会 総務企画部 企画広報課 
 「長野県のおいしい食べ方」編集部:
 kikaku-kouhou@chu.nn-ja.or.jp

次回の「伝える おらほの味」は、「おにかけ」。おたのしみに!

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

1297782000000

関連記事

伝える●おらほの味 夏の味は七夕まんじゅう
レシピ

伝える●おらほの味 夏の味は七夕まんじゅう

伝える●おらほの味 市田柿でつくる柿ゆべし
レシピ

伝える●おらほの味 市田柿でつくる柿ゆべし

伝える●おらほの味 松本一本ネギのネギみそ
レシピ

伝える●おらほの味 松本一本ネギのネギみそ

伝える●おらほの味 残りご飯で作るうす焼き
レシピ

伝える●おらほの味 残りご飯で作るうす焼き

新着記事