野菜

長野県はね、今、タマネギ祭りの季節なのだ

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生でも、煮ても、焼いても食べられるのがタマネギ。そのユニークな「小さな地球」のような形には、人をひきつける魅力があります。栽培方法には、春まき栽培と秋まき栽培があり、北海道は春まき栽培で、2月末から3月にビニールハウスで種をまいて育苗し、5月に畑に定植して8月に収穫。一方、西日本は秋まき栽培で、9月に種をまいて、11月に定植、冬を越して5月から6月にかけて収穫します。長野県は西日本型秋まき栽培の北限にあたり、まさしく今が新タマネギの旬になり、県内の産地では収穫体験ができるタマネギ祭りも行われます。

信州もタマネギが旬ですよ
日本国内の収穫量は115万8,000トンで、北海道が収穫量の54%の生産を担い、次いで佐賀14%、兵庫(主に淡路島)10%といったところが主産地で、この3県で全国の8割を生産します(平成18年産)。長野県のタマネギの栽培は、作付面積で179ha、収穫量4,290トン、出荷量で2,190トンです。市町村では、安曇野市(出荷量802トン)、千曲市(同568トン)、長野市(同502トン)が主な産地(平成17年産)です。

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JAちくまの科野農業塾のみなさんと
後列右端が小泉部会長

そのなかの千曲市では、JAちくまそ菜部会に結集するタマネギ生産者380人が、国のタマネギ指定産地「善光寺平」を担っています。この地域では、水田の裏作としてタマネギの栽培がはじまり、昭和38年の価格高で、埴生・戸倉・屋代・雨宮地域で定着。品種「千曲中甲高」の選抜や主力「七宝甘70」への切り替えを行って、JAによる計画出荷をしてきました。しかし、近年は国内需給バランスの崩れに直面。さらに生産者の高齢化も進みました。

これらに対応してJAちくまとそ菜部会ではグループ栽培、元肥と追肥を「一発施肥」にする省力栽培の実験、気候に左右されない良質で適正な品種のほ場調査などで、産地の再興を図ってきました。「高齢化、後継者不足で栽培は減っているが、千曲川流域の砂目の土壌を生かした適地適作の奨励作物として続けていくことが部会の願い」とそ菜部会長の小泉保一さんは話しています。

信州各地のタマネギ祭り情報

昨年の千曲市たまねぎ祭り千曲市のたまねぎ祭り
▽当日会場で専用ネット袋(10キロ用700円、20キロ用1,300円)を購入。収穫体験をしながら詰め放題。手バサミ、軍手、長靴などを忘れずに。

第6回戸倉たまねぎ祭り
6月9日(土)8時30分〜12時(タマネギが終わりしだい終了)
千曲市内川のA・コープパリオ店北ほ場
問い合わせ JAちくま中部営農センター
   TEL:026−275−6767

第5回更埴たまねぎ祭り
6月9日(土)10日(日)8時30分〜11時
千曲市雨宮のA・コープあんず店南側ほ場
問い合わせ 千曲市役所農林課
   TEL:026−275−1050

昨年の玉ねぎ祭りの様子安曇野とよしな玉ねぎ祭り
▽総合案内所で直売(20キロネット1,700円)と、各地区のほ場での収穫体験(20キロネット袋1,700円)があります。

toyoshinaonionboy.gif6月16日(土)17日(日) 午前8時〜午後5時
安曇野市豊科4340番地 安曇野市豊科総合支所前庭
問い合わせ 豊科総合支所 産業建設課 産業振興係
   TEL:0263−72−3111内線1153

 

タマネギの機能性と来歴
タマネギは、イオウとアミノ酸でできた硫化物を含みます。切って細胞を壊すと分解されて特有の香りと辛味の成分が外に出てきます。これが涙の出るもとです。この成分は、血栓を防ぎ、高血圧、動脈硬化などを予防するといわれ、最近の研究成果では、血糖値を正常に保つ働きも明らかになりました。水に長くさらすと、この強力な成分が水に解け出してしまうため注意が必要です。

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食用になる部分は「葉」で、栄養分の貯蔵庫の役目を果たし、光合成はしないので白いままです。うろこのように重なるこの葉の外側ほどフラボノイド色素の一種で坑酸化物質のケルセチンが多いのです。

 

中央アジア原産で、歴史は古く、古代エジプトでの利用がピラミッドに記録されています。神へのお供え物にしたり、ピラミッドを造る労働者の栄養源になっていたと言われています。日本には江戸時代に長崎で観賞用として伝わりましたが、食用として本格的に導入されたのは明治時代。米国の品種が大阪と北海道に持ち込まれ、それぞれ「泉州黄」「札幌黄」として育種の基盤になりました。フランスから愛知に導入された品種は「愛知白」となり極早生産地をつくりました。

indexarrow.gif タマネギで泣かないための基礎知識(長野県のおいしい食べ方アーカイブ)

「たまねぎたまちゃん」を覚えてますか?
さいごにひとつ、タマネギで思い出すのは、昭和40年代のはじめの頃「小学一年生」という学年誌に連載されいてた赤塚不二夫さんのまんが「たまねぎたまちゃん」です。赤塚不二夫さん公認の「これでいいのだ!」サイトにある赤塚マンガの町からたまねぎたまちゃんのサイトへGO! 40歳半ばの人にはきっと懐かしいはず・・・。

 

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