圃場主の丸山正人さん。収穫したたまねぎは、青いねぎの部分と根を切り下してネットに詰めます
長野県北部に位置する千曲市は、あんずの生産が盛んな地域です。まもなく収穫シーズン。JAのオンラインショップでも予約販売を開始しました。季節限定の生あんず、ぜひ味わってみてください♪ さて、この地域で有名なのは、あんずだけではありません。すーーーっごくおいしいと評判なのが、たまねぎ。昭和30年代から麦の後作として振興され、千曲市全域で盛んに栽培されてきました。現在では農家の減少により、千曲市の中でも五加(ごか)、雨宮などの一部地域で生産されています。
平成27年6月7日、五加の小船山地区でたまねぎの収穫体験が行われました。地元農家と千曲市が協力し「たまねぎ栽培体験(マイたまねぎづくり)」として、タマネギの定植(11月頃)・収穫(6月)を年2回体験してもらう取り組みです。口コミで人気が広がり、県外からのリピーターも含め、約20名が集まりました。小船山地区は、もともと千曲川の河川敷で水はけがよい、土地の保水性もよい、典型的な内陸性気候。降水量が少なく寒暖の差が大きいことなどから、昔から「おいしいたまねぎが作れる」と評判の玉ねぎ産地です。
開会式を終えると、4軒の農家さんの畑に分かれて移動し、さっそく収穫体験開始です。収穫適期のたまねぎがゴロゴロと畑に実っています。青いネギの部分が畑に倒れていますが、これは元気がないからではありませんよ! たまねぎから伸びる葉の部分は、収穫時期になると自然に倒れます。これが、収穫適期になったサインなのです。ネギが倒れている方向に向かって引っ張ると、上手に収穫できるそうです。みなさん慣れた手つきで、どんどん収穫していきます。収穫が終わると、農家のお母さんたち手作りのたまねぎ料理が振る舞われました。
あっという間に、収穫されました
参加者に振る舞われた、農家のお母さん手作りのたまねぎ料理 左上から右回り:温たま、農家ピザ、玉ねぎのパンサラダ、季節野菜のすいとん、 筍と干し野菜の煮物、自家製の漬物、棚田米・古代米のおにぎり
大きくて、甘さがきわだつ千曲市産「たまねぎ」
たまねぎはどんな料理にも合いますが、意外と決まったレパートリーになってしまう・・・なんてことはありませんか? たまねぎ生産者の城本清子さん直伝、簡単! たまねぎ料理をご紹介します。城本さんのお家では、チーズ以外の材料はすべて自家製の野菜で作るそうです。農家ならではの贅沢ですね。
たまねぎ農家の城本清子さん「おいしい農家ピザが出来上がりました」じゃがいもをピザ生地代わりにするので、とっても簡単!
畑では、出荷には適さない小さなたまねぎもできてしまいます。そんな小ぶりのたまねぎは、レンジでチンするだけで、とってもおいしく食べることができます。ミニサイズのたまねぎが手に入った際には、ぜひお試しください。
こちらは 2015.06.09 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
ピーチちゃん
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