野菜

夏になくてはならない野菜がナスなのだ

nasubi2.gifいや〜、毎日毎日暑いですネ〜。こう、連日真夏日が続くと、もうホントきついですわ・・・なんて言ってはいられません! 今週は待ちに待った夏休みウィークじゃありませんか(そうでない方々、ゴメンナサイ)!? 人ごみ、渋滞もなんのその。さあ、行楽にみんなで出掛けよう!! 信州とくれば夏はやっぱり山。クラゲが増えてくるお盆明けの海は避けて、高原でキャンプだ、ホイ! バーベキューだ、ホイ!! よーし、道具は一式揃えたし、つぎは材料。肉は持ったし、イカやホタテも入れた、と。後は野菜だな、野菜。タマネギに、ピーマンに、コーンに、モヤシ。キャベツにジャガイモ、それから・・・そうそう、ナスも入れなきゃネェ。ということで、今週はナスの紹介をいたしまーす。

ナスの生まれはインドの東
となればまずはやっぱりプロフィール。焼きながらのウンチクで間を持たせましょう。ナス、またはナスビ。英語ではエッグプラント。フランス語ではオーベルジョーヌ。出生はインドの東部であります。

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そこから西へは5世紀頃より古代ペルシャやアラビア半島に伝わりました。東には東南アジア・チベット経由で中国へと幅広い地域に伝播。ヨーロッパでは、13〜15世紀に地中海沿岸で広く作られるようになっていたそうですが、疑惑の植物と後ろ指をさされて、どちらかというと食用ではなく、花を見て楽しむ観賞用の植物でいたようです。ナスがヨーロッパで野菜になるまでにはたいへんな苦労がありました。

大和朝廷の時代に日本へ
日本列島に伝わってきたのは、インドからの東ルート。中国ルート、朝鮮半島ルート、東南アジアルートの3つのルートで入ったのが大和朝廷の時代で、平安時代にはすでに重要な野菜として作られていたと言われています。このことは、平安時代に書かれた「延喜式」という本に、ナスの作り方が載っていることからも分かるのです。

余談ですが、現代でも農作物の生産においては「少しでも早くから収穫をはじめたい」ということで技術革新が進められていますが、ナスは江戸時代からその傾向にあったようです。初ナスを少しでも早くつくろうとする技術が開発されたのですが、あまりに高い値段で売り買いされたために、幕府から禁止令が出されてしまったとか。もし、現代だったら特許を取って大儲け・・・なーんて話になったかもしれないですね。

親の意見とナスビの花の真実
インド生まれのナスは、ふるさとを覚えているのか暑い夏が大好きです。暑い方が育ちやすく、太陽の光が強いほど、色もキレイになるのです。また、ナスの花はいわゆる「ムダ花」がなく、咲いた花は全て実になると言われています。「親の意見とナスビの花は千に一つのムダもない」ということわざのとおりなのです。家庭菜園にチャレンジを考えている皆さん、入門編にはナスがお薦めですよ。

人の体型もいろいろあるように、ナスも実にたくさんの形があります。長いのや丸いの、小さくまん丸なのから卵型までいろいろ。形の違いで、漬物向きや焼き物向き、煮物向きといった具合に用途も使い分けられるのですが、一番多く作られているのはたくさんとれて、作りやすい中長ナスになるそうです。

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丸くないナスの与えた衝撃
ちなみにかくいうワタクシ、生まれも育ちも長野県の北部のモノですが、大人になるまでナスは「丸いモノ」と信じ込んでいました。長野県北部の伝統料理、そう、お盆には欠かせない『おやき』の具には、ナスは代表格なのですが、これに使われるのは肉質のしまった丸ナスです。他にも夏の定番家庭料理『ナスのあぶら味噌』にもやっぱり丸ナス! 大人になって長いナスを見た時の新鮮さと、これが世界基準と知った時の衝撃は、今でも忘れられません?

信州のナスは今が収穫真っ盛り。暑い夏は露地でたくさんのナスが作られてます。ナスはほとんどが水分なので、特に多い栄養素はないのですが、味にクセがなく、油と一緒に炒めたり、てんぷらにしたり、また漬物にしたりと、なににでもあうのが特徴です。

ナスがなければはじまらない
そうそう、ナスの名誉のために忘れちゃいけないことがひとつ。ナスの黒むらさき色の皮にはアントシアニンが含まれているので、目にはとっても良いそうですよ。栄養価が低い低いといわれていましたが、最近ではナスに利尿作用や、胆汁分泌促進作用、高コレステロール血症改善などの作用があることがわかっています。

お盆休みが終わっても、夏はまだまだ続くぞ! やっぱり信州の夏は、山だ! 高原だ! キャンプだ! バーベキューだ! さあ、最初にまずナスを用意して、それからみんなで夏を満喫しに出掛けましょう!

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