果物

生産量日本一!プルーンの魅力と農家さんのプライド

プルーン

8月も後半となりましたが、まだまだ厳しい残暑が続いていますね。
「くだもの王国」信州では桃、りんご、梨など、果物が続々と出荷されております。皆様はもう召し上がりましたか?
今回は長野県が生産量日本一の果物、「プルーン」をご紹介します。

小さな果実に手間ひまかけて

やってきたのは長野県北部、須坂市の鈴木康博さんのプルーン農園。

プルーン

鈴木さんはブドウ、りんご、プルーンを栽培する果樹農家で、20年にわたりプルーンを栽培しています。
プルーンは比較的栽培の手間がかからないことから、鈴木さんは最近プルーンの栽培面積を増やしているのだそう。
「たとえば、果実を間引く摘果作業の場合は、りんごは枝に残る果実を1~2個くらいにしないといけませんが、プルーンは実の間隔を3~5cmあける程度に摘果すればいいので、りんごにくらべると楽ですよ」と鈴木さん。
そう聞くと、すべてが楽なように思えてしまいますが、そんなに甘くありません。プルーンで大変なのは収穫だそうです。
大変な理由は主に2つあります。
1つ目は、プルーンは見た目で完熟を判断するのが難しいことです。

プルーン

未完熟(左)と完熟の「くらしま早生」

こちらは鈴木さんイチオシの「くらしま早生」という品種です。左は未完熟、右は完熟です。「くらしま早生」という品種は完熟するとヘタのほうにしわができるのが特徴ですが、品種によってはしわができないものもあります。
このように並べてみるとわかりやすいかもしれませんが、木の下に立っていざ収穫するとなると、完熟・未完熟の違いが見た目では全然わかりません。

プルーン

木の下から見たプルーンの様子

見た目でわからなかったらどうやって判断するのでしょうか。
たわわに実ったプルーンを一つひとつ手で優しく触って確かめているそうです。
触れてみると、未完熟のものは固く、完熟のものは硬めのスポンジのような弾力がありました。

プルーン

鈴木さんは「一番おいしいプルーンを食べてほしい」という思いから、完熟プルーンを出荷するというこだわりを持っています。
それぞれ試食させていただいたところ、未完熟プルーンはシャリッとした触感で酸っぱい味。その一方で、完熟プルーンは「ぷちゅん」とした触感で、甘味・酸味ともにしっかり味わえ、濃厚な甘酸っぱさを感じました。すごくおいしい!!!

鮮度の目印は「ブルーム」

2つ目はブルームを落とさないように収穫することです。プルーンの表面には「ブルーム」と呼ばれる白い粉があります。収穫の際、ブルームが落ちないようにできるだけ果実に触れずヘタを持って収穫します。私も収穫を体験させていただきましたが、これがなかなか難しい...。「万が一ブルームが落ちてしまっても、味は変わらないのでは?」と思いきって質問してみました。
鈴木さん曰く、「ブルームは化粧と同じです。たとえお客様はそれで良くても、化粧がはげたものを出荷するのは抵抗がある」とのことでした。
おいしさだけじゃなくて、見た目の良いプルーンを消費者に届けるために、プライドを持って頑張っているのですね。
※ブルームは果実から分泌される天然成分。雨露をはじいて病気を防ぐとともに、水分の蒸発を防ぐ役目があります。

見つけたときが買い時です!

「プルーン」と一言で言っても、品種によって見た目も味も大きく異なります。

プルーン

上の写真は左が「シュガー」、右が「くらしま早生」です。どちらも完熟のプルーンです。

シュガーはあまり出回っていませんが皮がパリッとしていて甘い味、くらしま早生は皮が柔らかく甘酸っぱい味です。
ひとつの品種の収穫サイクルが10日ほどと短いのがプルーン。「この品種おいしい!」と思ったらすぐに買わないとなくなってしまうのでご注意を!

プルーンは7月中旬から9月末まで品種を変えて出荷されています。鈴木さんをはじめとした農家の皆様、暑さに負けずに頑張って下さい!

■問合せ
JAながの 須高営農センター
長野県須坂市大字小島547-4
TEL 026-245-0153

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ゆっけ

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