まずは見てください！
ワッフルのなかにゴロっと入っているのは・・・なんとリンゴなんです！
リンゴのシャキシャキ感とワッフル生地のふんわり感、そして噛み締めるたびに香るリンゴが絶妙においしい。長野県南部・上伊那産のリンゴをふんだんに練りこんだベルギーワッフル、その名も「信州のりんごワッフル」が新登場しました。
上伊那は、中央アルプスと南アルプスの2つのアルプスに囲まれる「伊那谷」にあり、南北に沿って天竜川が流れる地域です。豊富な日照時間、昼夜の寒暖差が大きいといった環境は果実を育てるうえで最適であり、アルプスの雪どけ水で育てる米穀や野菜、花など年間を通してさまざまな作物も作っています。
ＪＡ上伊那では、上伊那産の小麦やそば、リンゴを使ったオリジナルブランド「伊那華（いなか）」シリーズを展開しています。うどんやそば、ラーメンといった麺類やリンゴジュースなどの加工品がありますが、お菓子というジャンルは初めての挑戦でした。
リンゴを使った加工品を作りたい、との思いがあったとのことで、主力品目であるリンゴ「ふじ」と小麦「ハナマンテン」に着目をして、食品加工会社や製粉所と一緒にワッフル作りの構想をスタートさせました。特に2019年度に起きた、春先の凍霜害（とうそうがい）、雹害（ひょうがい）、秋には台風19号といった災害により、リンゴが大きな被害を受けたことがこの企画の後押しになっていた、と言います。御子柴組合長は「自然災害を受けて、大変苦しい思いをしている農家が多くいる中、このリンゴを使ったワッフルの誕生という明るいニュースで、少しでも生産者を元気づけたい」と話しました。
このワッフルの特徴は、原料となる小麦粉・リンゴ共に上伊那産を使用していること。リンゴはジューシーで人気の高い「ふじ」を使用しました。酸味の強い品種も考えたそうですが、ワッフルに練りこむと考えたときに、糖度が高いリンゴは適することから、リンゴの代表である「ふじ」に決めました。
リンゴは南信州菓子工房株式会社でセミドライにしたものを使用しています。生でも乾燥でもない半生にすることで、ふんわりとしたワッフルの生地とリンゴの食感がマッチするように工夫しました。水分活性値※は0.6に保ち、数値が安定しているため、ワッフルの中では異例とも言える、賞味期限3カ月に設定できました。
※水分活性値：食品中でカビや細菌が増殖する目安となる値。カビは0.8以上、酵母は0.88以上、細菌は0.9以上で活発に増殖するといわれている。
JA上伊那提供「ハナマンテン」
さらに、リンゴをふんだんに練りこんでいるところも特徴です。ひとつのワッフルの中に12％以上の果肉が入っています。この12％という含有量は、ワッフルの中では高く、他を探してもなかなかないのだとか。12％と聞くとピンときませんが、個体によってムラがありますが1.5cm角のリンゴが1、2個入っているイメージです。
一般的に大量のリンゴを練りこむと、ワッフル生地が発酵不良になってしまうため製品にすることが難しいですが、ハナマンテンの超強力粉※を使用することによって、発酵不良の心配のないワッフルが実現しました。
※超強力粉：グルテンを多く含んでいる小麦粉のこと。イースト菌による発酵は、小麦に含まれるタンパク（グルテン）の量によって違いがあり、グルテンの量が多いと発酵しやすい。
ＪＡ上伊那の御子柴組合長も絶賛
商品化に携わった根橋課長は「ハナマンテンとセミドライリンゴの長所を生かすことで、リンゴの風味と香りがしっかりして、もっちりとした食感のワッフルができあがった。袋を開けたときのビックリするぐらいのリンゴの香りを楽しんでもらいたい」と、太鼓判を押します。
「信州のりんごワッフル」は、1袋ずつの個包装になっているので、小腹がすいたときやランチの主食としても楽しめます。また、ピクニックやお土産にも最適です。
価格は、1袋（5個入り）税込み800円で「ファーマーズあじ～な」をはじめとした、ＪＡ上伊那管内の直売所、提携のスーパー、提携のファミリーマートにて販売中です。
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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
ジャスミン
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