今日は牛乳の日。これは日本だけの記念日ではなく国連の食料農業機関(FAO)も定めている、「World Milk Day」なのです。 さて、スーパーマーケットに行くと様々なブランドの牛乳が並んでいますが、その中で、今、パッケージに真田氏ゆかりの城を紹介しているのが「農協牛乳」。今をときめく真田氏の話も聞きたいし、中身も気になる、ということで、企画をしている全農長野酪農課の神田係長を訪ねました。
「キャンペーンはこの1Lパックが対象です」と神田さん
「6月6日からこのキャンペーンが始まります」と神田さん。 農協牛乳のパッケージに真田氏関係の記事が印刷されていたのは、キャンペーンだったからなのですね。この農協牛乳のおいしさを、一人でも多くの人に知ってもらおうと、毎年様々なキャンペーンが企画されていて、今年の目玉は「御柱祭り」と「真田丸」です。こういったキャンペーンがきっかけで農協牛乳を飲んだ方が、「おいしい」と声をよせてくれるのがとっても嬉しい、と神田さんは言います。
農協牛乳は全国ブランドなのですが、長野県内で流通しているものには「信州がおいしい」とプリントされていて、これには100%長野県で搾られた生乳が使われています。 神田さんによると、「実際に長野県の牛乳はコクがあっておいしいと評判で、それにはちゃんとした理由がある」のだそうです。牛は暑さに弱いのですが、標高の高い長野県では、涼しいので牛にストレスがかからず疲れません。これが牛乳の「コク」に影響し、特に夏場はその違いが顕著に出るのだとのこと。 ここまで聞くと、実際に牛乳が作られる現場を見ないわけにはいきません。
この牛乳工場は1999年に稼働をはじめました
次に伺ったのは松本にある信州ミルクランド株式会社。上高地から流れ下る梓川の河畔にあり、北アルプスを間近に仰ぎ見る素晴らしい環境です。この工場には、長野県全域からその日に搾られた1日100トンもの原乳が集まってきます。 この大きくて近代的な工場を案内してくださったのは、工場長の熊谷さん。工場の中は、大小のパイプやタンクが複雑に配置され、大きな迷路のようでした。
様々な基準項目にそって厳しい受け入れ検査が行われます
この機械で殺菌されたものが「牛乳」と呼ばれます
まず感じたのは検査の厳しさ。原乳を受け入れる時はもちろん、段階ごとに厳しい検査があって、これこそが牛乳工場の神髄なのだな、と素人目にもよくわかります。長野県の牛乳工場がここに統合されたメリットの最大のものは、こういった衛生面への対応だと熊谷工場長は言います。具体的には、HACCP(ハサップ)と呼ばれる国際的に認められる衛生管理手法に対応しやすい生産設備が、この工場の強みだということです。
とてもやさしい熊谷工場長でした
原乳から不純物を取り除いた生乳は、微生物が繁殖しやすいため、厳しい温度管理の中で処理されます。最終的には、130℃で2秒殺菌されることで「牛乳」となり、容器に詰められていきます。ベルトコンベアーの上を整然と流れる様々な容器の列は、見ていて飽きません。
牛乳のほかにヨーグルトなども生産しています
ビン入り牛乳のほとんどは、学校給食用です
牛乳はカルシウムが多く健康に良い、ということは言い古されていますが、熱中症対策にもってこいの飲み物だってことを知っていますか。 牛乳は適量のナトリウムを含んでいるので、発汗時の飲み物として適しているうえに、暑さに強いからだを作る働きをします。なるほど、どうせ水分をとるならば牛乳ですね。覚えておきましょう。
さて、冒頭にお話しました「真田キャンペーン」について、おさえておきましょう。 キャンペーン期間:2016年6月6日~8月31日 プレゼント商品:応募者の中から抽選で「信州プレミアム牛肉」を10名様、「真田丸信州りんごジュース」を20名様にプレゼント 応募方法:農協牛乳のパッケージについている応募券を切り取り、6枚一口として店頭備え付けの応募用紙に必要事項をご記入の上、封書にてご応募ください 応募締め切り:2016年8月31日(当日消印有効) 応募先:〒380-8709 日本郵便長野支店私書箱26号 JA全農長野「真田キャンペーン」係 あて 当選発表:商品の発送をもってかえさせていただきます お問い合わせ先:JA全農長野畜産酪農部酪農課 TEL026-236-2382 ※6月6日(月)以降、JA全農長野のWebサイトでも、詳細情報が公開される予定です。 ■関連リンク 信州ミルクランド株式会社
こちらは 2016.05.31 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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