季節は夏から秋に移り、木々の紅葉も始まりました。夏野菜からバトンを渡され、秋野菜がいよいよおいしくなっています。 夏〜秋の野菜の代表であります「ナス」には、言い伝えがあります。「秋茄子は嫁に食わせるな」。これには二つの意味があり、一つは、おいしい秋のナスは、もったいないから嫁には食べさせないという「姑が嫁をいびる言葉」。もう一つは、ナスは体を冷やすので、大事な嫁には食べさせるなという「嫁を大切に思う言葉」とされていますが、真相はいかに・・・。どちらにせよ秋に収穫された「秋ナス」は、身が締まり漬けものには最適です。
ナスを収穫する生産者の磯辺紀子さん
長野県のスイカの産地として有名な松本市和田。スイカの最盛期には、県内外から多くのみなさんが訪れる「スイカ村」近くの畑へお邪魔しました。この10アールほどの畑で、年間を通して20~30種類の野菜を栽培している磯辺紀子さん(67)直伝の秋ナスを使った「茄子の辛子漬け」を紹介します。
バックには50本のナスとサトイモの畝
辛子漬けに使うナスは、磯辺さんが丹精込めて作ったもの。磯辺さんは本格的に野菜栽培をはじめて4年目。「今年のナスは、初めて種から苗を育てました」という長ナス、50本。夏の間は、「スイカ村」の直売所に出荷しました。磯辺さんのナスは、霜が降りるまで収穫するとのこと。ナス以外にも、秋から冬にかけておいしい大根や白菜、サトイモなど、たくさんの野菜が育てられていました。
磯辺さんは、現在JA松本ハイランド女性部の副部長。そのお仲間のみなさんから「磯辺さんの茄子の辛子漬けはおいしい」との評判を聞いたのです。さっそく作り方を教えてもらいました。
食べ頃の「茄子の辛子漬け」をいただきました。辛子の風味がしっかり残りおいしかったです。秋ナスがなくても「茄子の辛子漬け」は作れます。酒のつまみに、ごはんのおともに、手づくり「茄子の辛子漬け」はいかがですか。
こちらは 2015.10.13 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
さくら
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