1月29・30日の両日、伊那市のJA南信会館で恒例の「信州フラワーショー ウィンターセレクション」が開かれました。真冬のフラワーショーは珍しいこともあって、例年多くの人たちが訪れます。 長野県内の花き農家が生産した切り花や、花木の品質を競う品評会が中心の催しで、今回も約400点が出品されました。品評会後の切り花・花木は一般公開されます。
来場者のお目当ては、出品花の公開もですが、同時に行われる切り花の即売。とりわけ出品花の予約販売は人気の的で、公開終了まで受け取りを待たねばならないにもかかわらず、予約が殺到します。
46回目を迎えた「信州フラワーショー ウィンターセレクション」で、最高賞の農林水産大臣賞に輝いたのは、茅野市の澤源太郎さん(JA信州諏訪)が出品したアルストロメリア(品種名サンマリノ)。審査講評では「全体的に発色・見栄えの良い作品が多い中でも、花のバランスが良く、気品がある」と高く評価されました。
グランプリに輝いたアルストロメリア(品種名サンマリノ)
農林水産大臣賞に輝いた澤源太郎さん
澤さんは「アルストロメリアは30年来手がけているが、最高賞は初めて」と喜びを語るとともに、「受賞を自分の励みにすることはもちろん、地域の活性化につなげるよう頑張りたい」と抱負を述べてくれました。
ところで、花と言えば温暖な地方で生産されるイメージがあるなか、寒い信州で、それも一番寒い時期の品評会とあっては、意外に思われる方も少なくないのでは? 果物や野菜王国の長野県。実は全国的な切り花の産地でもあるのです。次回は長野県が日本を代表する切り花産地になった秘密を探ります。
こちらは 2015.02.03 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
昭和人
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