白いご飯のお供といえば、納豆やら海苔やら佃煮やら鮭フレークやらキムチやら......、人によっていろんなものがあがりそう。そんな中、なんとなく目立たない存在(失礼っ)だけれども、「そういや、こいつもあったな!」とニヤリとしてしまいそうな存在が、「なめ茸」ではないでしょうか。
と、なめ茸を褒めているのかいないのか分からない失礼なオープニングになりましたが、ここで、突然ですがクイズです。なめ茸の原料って何でしょう!?なめ。。。こ?
その答えを知るためには、なめ茸を作っている長野興農の工場へ潜入捜査するしかありません!!
C= C=┌( ̄ー ̄)┘
※注 実際には潜入捜査は必要ありません。
県北部に位置する須坂市。南に菅平高原を望む見晴らしの良い場所に長野興農株式会社の須坂工場があります。長野興農は果物や野菜を使ったジュースやきのこ・山菜加工品を主に製造販売している会社。JAから原料を仕入れて長野県産にこだわった加工食品をつくっています。
長野県産農産物を使ったおいしい工場
須坂工場では、なめ茸だけでなくリンゴジュースやプルーンジュースを絞る作業も行われています。長野興農のおいしいジュースも気になる。。。のですが、今回はなめ茸の正体を暴き、おいしさの秘密に迫るのが任務!( ̄^ ̄)ゞ
任務遂行のため、まずは白衣に着替えます。なめ茸など食品の生産ラインは厳重な衛生管理のもとで動いているため、ヘラヘラと軽い気持ちで入ることなど許されないのです。さらに専用の長靴に履き替え、よーーく手を洗い、消毒し、密室で空気噴射を浴びて(ちょっとドキドキ)、やっと工場の内部に侵入することができました。
そこで目に飛び込んできたのは、ベルトコンベアで運ばれる白い物体を仕分けている人たちの姿。ああっっ!あの人たちが分けているのはっ。。。何?
もっと近くで見てみましょう。
あ、これはお馴染みのエノキタケですね。
。。。そう、なめ茸の原料はあの、エノキタケだったのです!!
。。。ま、なめ茸になってもエノキタケの形が崩れているワケではないので、予想していた方も多かったかもしれませんね。サクッと任務が終了してしまいましたが、ここまで来て簡単に帰るわけにはいきません。この真っ白なエノキタケがどのようになめ茸に変身するのか、製造過程を追ってみましょう!
高品質なエノキタケをたっぷり使用
原料となるエノキタケは、もちろん安心の信州産100%。信州が日本の生産量の半分を占めていますが、県内でも生産量が最も多い中野市から主に直送される新鮮なものを使います。なんと1日に約2,400kgものエノキタケを使うそうです。
そんな大量のエノキタケを機械でカットして洗浄します。しかし、石突の部分など、洗浄しても残ってしまう部分があります。そこはやっぱり人間の目と手が必要。エノキタケをベルトコンベアに広げ、何人もの従業員が厳しく調べて選別します。
こうして丁寧に選り分けたエノキタケを巨大な釜に入れ、醤油などと一緒に30分程煮込みます(他の原料は秘密)。この釜一杯で、約120kg(ビン約1,000本分)のなめ茸ができるのだとか。1日で約4tほど作ることができるそうです。
ビンに詰める作業も機械で行います。が、ビンに不良品が混じっていないか、量が均一かどうかなどの細かいチェックは、すべて人間の目と手で行います。機械化されているとはいえ、最終的には人間のチェックが必要なのですね。
毎日おいしく食べたい!
なめ茸レシピ
さて、そんな信州産エノキタケで作られたなめ茸、白い炊き立てご飯にのせるともうサイコー!o(*^▽^*)o なのですが、他にもオススメの食べ方があります。
なめ茸の特徴といえば、甘しょっぱさと食感。醤油替わりに色々な料理にお使いいただけます。青菜のお浸しやキュウリと和えたり、豆腐にのせたり。納豆に入れても美味しいです。また、卵焼きや肉団子に入れると、いつもよりコクが出て食感も楽しめるのだとか。いろいろと試してみたくなっちゃいますね〜♪
ご飯のお供だけでなく、実は色々な料理の隠し味に使えるスグレモノのなめ茸。ぜひキッチンに1本、テーブルに1本常備して味わってみてください!
※開封後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。
食感も楽しいなめ茸入り卵焼き
長野興農のなめ茸やその他の食品は、オンラインショッピングでも購入できます。
レシピも掲載されているので参考にしてみてください。なめ茸以外にもさまざまな製品を使ったレシピが掲載されていますよ。
・長野興農ウェブサイト
◇あわせて読みたい長野興農の記事
・「日本一!を誇る『はち3つ&プルーン』誕生秘話」
・「なぜりんごジュースにはビタC無添加なの?」