果物

21世紀の健康フルーツ「ブルーベリー」

beri-1.jpg太陽光をいっぱいに浴びて育つ生のブルベリーは、ほんのり甘酸っぱくて、これぞ大自然の味! ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北米原産の低木性果樹で、その果実がエレガントなブルーになり、収穫されることから「ブルーベリー」と呼ばれています。ネイティブ・アメリカンの人たちはその摘み口が完全な五芒星の形をしていることから「スターベリー」と呼んでいましたし、ブルーベリーの木の葉は薬草茶として飲まれてもいました。ブルーベリーのジュースは咳止めの薬とされたり、また木の籠や布を染める材料にもされました。乾燥されたブルーベリーはシチューやスープや肉料理などに広く用いられました。日本でも最近では一般のご家庭でも栽培されるようになってきているようです。

日本では、1951年にアメリカから導入され栽培がはじまりました。ブームとなって全国に普及したのは、90年代。長野県では、冷涼な気候と火山灰土壌の場所が多いことをいかし、全国に先駆けて70年代後半に信濃町で栽培研究がはじめられ、産地化を図りました。長野県の現在のブルーベリー栽培面積は、約76ヘクタール(15年度)、収穫量209t(同)で全国一の産地となっています。信濃町・大町市・白馬村・上伊那・下伊那・中野市豊田など信州各地の高原では、もうすぐ収穫期を迎えようとしています。

beri-5.jpgブルーベリーの花って見たことあります?

少しすずらんに似ていてとってもかわいい花なんです。地味だけど・・・。房状についた花は一斉に咲くのではなく、一花一花ポツポツと咲いていくのが特徴。そのため、ブルーベリーの小さな果実はひとつずつ収穫期が違うので、人間が一個一個指でつまんで収穫しなければなりません。とにかく非常に手間がかかるのです。一人で収穫できる量は、一日15?18kgが限度といわれています。

成熟した果実は、その名の通り濃い青紫色になります。これは「アントシアニン色素」と呼ばれ、水溶性の色素です。昨今ではこのアントシアニン色素が眼によい効果があると一躍注目を浴びていますのできっとご存知でしょう。ヨーロッパでは、「視力の果実」といわれるぐらいですから、パソコン・TVゲームあるいは受験勉強や夜間長距離運転など眼を酷使している人間にとってはもってこいの果実ですね。また、アントシアニン色素は、活性酸素を抑える働きがあり、ガンや呼吸器系の疾患、老化を防ぐことができるといわれています。食物繊維も多く、キウイフルーツやバナナをはるかに上回る、果実100g中に4g程度も含まれており、整腸作用・便秘解消の有効であるとされています。

Look for: ふっくらとしていて、かたくしまっていて、色の濃いものを選びましょう。色の淡いものは香りがありません。

Tips: 生のブルーベリーが手にはいったら、冷蔵庫でよく冷やして、独特の甘酸っぱい風味を丸ごと召しあがれ! 傷みやすいので、できるだけ早く、美味しいうちに食べてしまいましょう。量が多いときは洗わずにそのまま冷凍にしたり、ジャムやソースにして保存を。焼酎に漬けておくと数ヶ月で真っ赤なブルーベリー酒が楽しめます。

ブルーベリーを摘みに出かけませんか

長野県の夏の高原のイメージに合ったブルーべりーは、7月に入ると各地で摘みとり観光農園もはじまります!

フルーベリー狩りのできる農園

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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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