今年のGWは、お休みのとり方によって、ぬわんと最高10連休の方もいらっしゃったとか! 海外旅行や連泊の国内旅行に行かれたり・・・そうそう、愛知万博「愛・地球博」も開催中だしね♪ やっはりGWのある5月は最高の季節だよね?。しかーし!! 楽しい思い出に浸っているのも束の間、連休ですっかり体にしみついた"お休みモード"を、早く通常の生活リズムに戻さないといけないんだよね?ぇ。ホント、これが一番辛いのである。トホホホホ。
さて5月と言えば、「風薫る季節」。たくさんの花が色とりどりに咲いて、よい香りのする風が吹いてきて、身も心も癒される時季。果物や高原野菜では長野県って有名なんだけど、なかなか知られていないのがお花の生産部門。実は「花卉(Flowers and ornamental plants)」でも生産量ナンバー1の品種があるんですよ。皆さん、知ってた?
そこで、今回は、不肖わたくし<いいじゃん!探検隊員2号>が、指令を受けて全国生産量第1位のお花"アルストロメリア"を、とことん調査してまいりました。(^^)v
追跡アルストロメリア
アルストロメリアとはどんなお花かと申しますと、原産地は南アメリカ、現在のチリのあたりのアンデス山脈の高地で、60種ほどの原種が存在し、「インカノユリ」「インカ帝国のユリ」という神秘的な英名をもっています。インカですぞ、インカ! 日本には「百合水仙」という名で1970年代に入りました。
花弁に入るまだら模様がアクセントで、この花びらにある斑点やラインは昆虫を誘うためのものだとか。まさに「ユリ」を小型にしたような花が茎先にたくさん咲き、華やかな趣を見せるアルストロメリア(Alstroemeria)。ちょっと覚えにくい名前なんだけど、一度覚えたら記憶に残る名前ですよね。この名前は、スウェーデンの著名な植物学者で、作家でもあるあるカール・フォン・リンネ(1708?1788)の友人だったアルストロエメル男爵から名前が取られんだって。
長野県のアルストロメリア
日本の屋根に位置する長野県を中心に、国内生産も盛んになり、今では周年利用できるポピュラーな花になりました。長野県はアルストロメリアの生産量が日本一なんだけど、出荷の最盛期は3?5月??つまり今頃??で、長野県では四季咲き性品種の積極的導入や、地中冷暖房栽培技術の開発と普及により、年間を通じて品質の良いアルストロメリアを出荷することが可能となっています。
宿根草であるアルストロメリアは、もともと高山から、砂漠、湿地帯、森林などさまざまな地形に分布して自生していたため、種によって生育反応がかなり異なり、現在のように多彩な品種がつくられるようになったのは、園芸大国オランダで大量栽培が行なわれるようになってからのことで、長野県でもおもに親株をオランダから導入しています。
西暦2000年(平成12年)には、面積26haで生産され、生産量も2100万本となって、全国シェアー26.9%になりました。県内の主産地は茅野市、伊那市、駒ヶ根市などで、主に関東、中京、関西方面へ出荷されます。
アルストロメリアの美点
このアルストロメリアは、一本の茎からいくつもの花がついているのでとてもボリュームがあり持ちもよく、花が四方に向いているのでブーケやアレンジに向いているから、とっても人気があがっているみたい♪ 普通の花束も素敵だけど、短く切ってフラワーアレンジ用の吸水スポンジなどに挿して自由にアレンジしてみたり、ラウンドブーケを作ってお部屋に飾ってみるのもステキですぅ♪♪
そこで気になる花言葉は、色によっても様々。赤色は「エキゾチック・未来への憧れ」、黄色は「援助・持続・機敏」なんですって。
それではこれからの季節、お花を飾る機会も増えると思うので、切り花のポイントを幾つかお教えいたしま?す。
切り花のポイント
- お花屋さんで買うとき
フレッシュで元気な花を買いましょう。茎が柔らかいもの・短いものは、入荷してから日が経っている場合があります。
- 家に帰ったら
きちんと水揚げしましょう。茎を水中で切ります。枝ものは切り口をたたいたり焼いたりして水を吸いやすくします。時間がある場合は、バケツなど深い器に水を張って冷暗所に置いておき、花を休ませます。
- 活けるとき
水につかる葉は腐って、悪臭を放つ原因になるのできちんと取りましょう。
- その後は・・・
毎日お水をかえて新鮮さを保ちます。(もう少し手をかけられる場合は)切り戻しして、バクテリアの発生を押さえます。炭を入れたり、夏場は氷を入れるのも長持ちのコツ。咲き終わった花は元から摘み取り、次々つぼみが開くよう手助けを。
アルストロメリアの結論
お花は何かと便利なアイテム。プレゼントにはもちろん、香りを楽しんだり、気持ちをリラックスさせてくれたり、人にも自分自身にも花のある生活を楽しむっていうのもいいんじゃないかな。JAタウン・全農長野「僕らはおいしい応援団」の【JA上伊那る?らるNET】でも、ただいまアルストロメリアの花束を販売中ですので、ぜひ信州のお花をいろんなシーンで活用してみてください。以上、花束をもらうよりあげる回数がなぜか多い?!<いいじゃん!探検隊員2号>の報告でした!(^_^)v