6月も半ばになりました。今のところ梅雨の気配は感じられず、昼夜の寒暖差が大きい日が続きますね。
人間にとって気温差が大きいのはつらいところですが、おかげで果物がおいしくなっていると思うと耐えられる!
さて、この時期の旬の果物といえば、そう、さくらんぼです!
さくらんぼの産地として長野県を挙げる方は少ないかもしれません。しかし長野県にも、さくらんぼがとってもおいしい地域があるのです……
そこは長野県の北部に位置する中野市。きのこの生産量が全国トップクラスの地域ですが、果物の生産も盛んなのです!
侍ジャパンで大活躍の横浜DeNAベイスターズ・牧秀悟選手もこの中野市出身なのです。おいしいきのこと果物が4番バッターを育てたのかもしれませんね!
さくらんぼの旬は6月中旬から7月初旬と、あっという間。この時期を逃すまいと、JA中野市が実施するさくらんぼ狩りに行ってきました!
じつは、さくらんぼ狩りが初めての筆者。みなさんも一緒に、さくらんぼ狩りの気分を味わっていただたけたら幸いです。
2024年限定!こちらの記事を表示で さくらんぼ狩り2割引
JA中野市の直売所「信州中野いきいき館」または「オランチェ」の受付で、この記事を表示いただくと、さくらんぼ狩りが2割引になります!ぜひご利用ください。
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いざ申し込み!
さくらんぼ狩りの受付は、JA中野市の直売所「いきいき館」の店内奥、そして「オランチェ」の入り口で受け付けています。
信州中野いきいき館
JA中野市農産物産館 オランチェ
カウンターで職員さんに声をかけ、選りすぐりの園地を紹介していただきます。料金はこの時に支払い、園地への地図と引換券を受け取ります。そして園地へ向かいます。わくわく!
たわわに実る畑の宝石箱やーーーーー!
今回はJA中野市の小沢紀晃(おざわ・のりあき)さんの園地へお邪魔しました。園地に着くと、連絡を受けていた小沢さんが待っていてくださいました。
広い園地にたわわに実る、さまざまなさくらんぼに大興奮です!
ハウス内はあたたかく、薄着でも過ごせます。選び方を小沢さんにたずねると「日が当たって赤くなっているものがおいしいです」とのこと。特に樹の上の部分はよく日が当たっておいしい実が多いのだとか。
太陽を浴びて真っ赤なさくらんぼ。食べ頃です!
「園内に設置してあるはしごを無理のない範囲でお使いいただき、上にある実をとってみてください」
園内に置かれたはしご。上にも実っています。足元に気をつけて!
園内では佐藤錦・高砂・夏香錦・紅秀峰など人気の品種が楽しめます。制限時間は30分。小沢さんに品種を教えてもらいながら、食べ比べてみました。
佐藤錦(さとうにしき)
さくらんぼを代表する最高品種。甘くてジューシー。「園内でもやはり人気です」と小沢さん。
高砂(たかさご)
アメリカ生まれの品種。おめでたい名前ですね。かわいいハート型。酸味を強く感じました。
香夏錦(かこうにしき)
大きめのさくらんぼ。やわらかく、酸味強めでした。
紅秀峰(べにしゅうほう)
果肉が固めで食べ応えあり!甘味をしっかり感じます。
紅香(べにか)
果肉がやわらかく、口の中でほろほろほどける食感。
紅てまり
果肉が締って、酸味が強めです。
「人気なのは佐藤錦と紅秀峰です。少しずつ食べてみて、好みのものを見つけていただきたいですね」
さくらんぼの取り方
「実を少し引っ張って取ってください。ちなみに出荷するときは軸ごと収穫します。実だけ取ると、そこから傷んでしまうので」
動画ではちょっと苦戦しておりますが(笑)、軽く引っ張るだけですぐ取れますよ!
さくらんぼ狩りの注意点
・動きやすい服装で。ヒール・白い靴は避けた方が◎
・枝を折らない(当たり前ですね)
・木に登らない(高いところの実が取れるよう、園地にははしごが用意されています)
・ロープが張ってあるところには入らない
ロープの内側には入らないようにご注意!
園地内には手荷物は持ち込めませんので、身軽な格好で行きましょう!
旬は短し食せよ果実
さくらんぼの旬の時期は短く、6月中旬から7月初旬の約2週間です。
「品種によって旬が少しずつ違います。ただ、早めにいらした方がいろいろな品種が食べられますよ」と小沢さん。6月中旬から下旬がもっともおすすめだそう(ただし生育状況によって変動します)。
「昨年は凍霜(とうそう)害により、収量が例年の約2割という年で、さくらんぼ狩りも実施することができませんでした」
じつは当サイトにもさくらんぼ狩りのお問い合わせを何件かいただいたのですが、上記の理由によりご案内することができませんでした……
「今年の生育は順調。1年に一度の旬の味覚、ぜひ赤い宝石を中野市に食べに来てください」
今回案内していただいた小沢さんと息子さん。息子さんも元気に園地のお手伝いをしていました
上級者向け!?園地オリジナル品種「光麗」
佐藤錦や紅秀峰が有名な品種ですが、それぞれの園地にしかないオリジナル品種に出会えるかもしれません。
「この木は『光麗』といって、僕の祖父が作った品種なんです」
大玉で、真っ赤にはならない品種だそうで、さっぱりとした味わいです。
品種ごとの違いを味わいを楽しむのがさくらんぼ狩りの醍醐味。人気品種もおいしいけれど、ちょっとマニアックな木との出会いを楽しめたら、もうサクランボ狩りマスターです!