加工品

太陽と自然のめぐみドライフルーツを食べる

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善光寺平の北に位置する中野市は、巨峰の生産日本一を誇るブドウの産地。年間を通じて雨量が少なくて太陽の光をたっぷりと浴び、昼夜の寒暖差が大きいことから、ほどよい酸味と甘みを生み、ブドウのほかにもリンゴやモモ、サクランボなど、果実の栽培に適した地域。冬季の今は、もちろん雪のなかから果実の収穫はありませんが、静かに熱い注目をあびているのが、中野市で作られている乾燥果実「自然のまにまにドライフルーツ」です。

収穫した果物をその日のうちにドライ加工して作られる贅沢感から、「国産最高級ドライフルーツ」とも呼ばれ、ファン層を広げています。しかもドライフルーツは収穫したままの新鮮な果実に含まれるビタミンや栄養素はすべてそのまま残っているのです。現在、巨峰などブドウ6種類と、リンゴの4種類を販売。独自の製法で香りも味わいも生かした、まさに果物そのものの仕上がりで人気急上昇中!

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さらに詳しくお知らせしましょう。
現在入手可能なドライフルーツの種類は、ブドウは「種あり巨峰」「種なし巨峰」「ピオーネ」「ロザリオビアンコ」、ワイン用品種の「シャルドネ」「メルロー」の6種類と、リンゴは「ふじ」。シナノ3兄弟と呼ばれる「シナノスイート」「シナノゴールド」「秋映(あきばえ)」もありましたが、こちらは現在品切れです。

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JA中野市と平田観光農園によるドライフルーツの製品化のはじまりは2008年の秋、JA中野市が誇る巨峰(種あり)の干しブドウを発売したところ、酸味と甘みのバランスが良く、たいへんに好評だったことから。翌年の2009年秋から品種を増やしてシリーズ化し、現在の10種類にまでなりました。

おいしい果物の自然なままの加工
中野市特産の果物をそのままドライフルーツにしようと発想したのは、広島県三次市でリンゴやブドウ、イチゴなど約14haの圃場で果樹栽培をする農業生産法人・平田観光農園でした。50年以上の栽培歴を持つ同農園では、台風で落果したブドウの活用や「伸び悩む果実の消費を拡大したい」と、2003年から「国産ドライフルーツプロジェクト」を立ち上げ、自社農園の果実を使って試行錯誤を繰り返していました。一方、信州のJA中野市でも「おいしい果物を安心して気軽に食べてほしい」と、同じく消費の拡大や販路の多角化を目指して、旬の味わいを長く楽しめる加工方法を探っていました。

両者の出会いは2008年、平田農園が研修旅行で中野市を訪れたことからはじまります。平田農園トップの平田克明(ひらた・かつあき)さんは、かつて中野市と隣接する須坂市の長野県農業試験場の研究員として務めていたこともあり、北信州中野の土地や人々との縁がありました。中野市が日本一の生産量を誇る巨峰の産地であることも相まって、果実談義を繰り返しているうちに、お互いが「おいしい果物の加工」という思いで合致したのです。

平田農園は、さっそく中野市内の集荷所「中野ぶどうセンター」の近くに、株式会社「果実企画」として加工所を設立。集荷してすぐドライ加工できる環境を整えました。すでに広島で10年間のブドウ栽培経験を持つ果実企画の社長・加藤瑞博(かとうみずひろ)さんは

「暖地の広島と異なり、中野のブドウは糖と酸のバランスが魅力です。こだわりを持って生産している農家の方々が多いと感じています」

と話します。果実本来の味わいを引き出す独自の製法で、ひとつひとつ丁寧な加工を心がけて、ドライフルーツは作られているのです。

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ドライフルーツの製造過程
当然、原料のチェックにも厳しい目が光ります。ブドウは生食でも充分に出荷できるほどの品質とし、持ち込まれた時点で実際に触れて、食べ、糖度の低いもの(巨峰は18度以上が基準)や着色不良が著しいものなどは「引き取って帰ってもらっています」と、あくまでも素材を重視することにこだわる姿勢を貫いています。

仕入れた果実は、ブドウなら1粒1粒房からはずして流水で洗い、熱湯消毒を経て、さらに2度の流水洗浄をし、すぐに乾燥工程となります。もちろん添加物は一切加えません。まさに果実をそのまま乾燥させたドライフルーツなのです。リンゴも輪切りなので「ふじ」は放射状の蜜がそのまま残ります。

香りや風味を残す独自の製法は、企業秘密とのことで詳しくは教えていただけませんでしたが「採れたてのフレッシュなうちに乾燥することで、旬の味わいを長く楽しんでいただけるのだと思います」と加藤社長は言います。

自然のまにまに
「自然のまにまにドライフルーツ」というネーミングは、同農園の社長・平田真一(ひらた・しんいち)さんが、国産イメージを強調するために、あえて古語を用いたそうです。1袋のなかにはブドウ約1房分(80g、1袋520〜880円)、リンゴ1.5個分(40g、1袋420円)が入っています。

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今後の展開には、アンズやプルーン、スモモ、ブドウのナイアガラなどのドライフルーツのほか、穀類(シリアル)を使った朝食も企画中だとか。

ぜひ食べてみたいと思われたあなたに
自然の製品ですからスナックやキャンディの代わりに召しあがるのもいいでしょう。自然の甘さのもたらす濃縮されエネルギー源としてもおすすめです。この「自然のまにまにドライフルーツ」は、現在、北信州の中野市内では、JA中野市農産物産館オランチェ、信州・いきいき館、たかやしろファーム&ワイナリーで購入できます。ワインにもよく合うと評判です。旬を濃縮した国産ドライフルーツをぜひお試しを。なおインターネットによる販売につきましては、只今JAタウン「僕らはおいしい応援団」のJA中野市ショップでも、販売準備を進めておりますので、もう少々お待ちください。


「自然のまにまにドライフルーツ」の購入できるところ(2010年1月現在)

JA中野市農産物産館 オランチェ
住所 〒383−0053 長野県中野市草間1543−5
電話 0269−23−5595
営業時間 9時〜18時
案内と地図

唱(うた)と農(みの)りのふるさと」信州・いきいき館
住所 〒383−0015 長野県中野市吉田519
   アップルシティーなかの内
電話 0269−26−1186
営業時間  9時〜16時
地図

たかやしろファーム&ワイナリー
住所 〒383−0007 長野県中野市竹原1609−7
電話 0269−24−7650
営業時間 9時〜16時30分
ホームページ

株式会社 果実企画
住所 〒383−0007 長野県中野市竹原847−3
電話 0269−23−1393
ウェブサイト

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