寒さが和らぎ、春の訪れを感じますね。
モダンな花色や花型がかわいらしいアネモネの紹介です。
全国一の産地・JA信州諏訪では3月末までアネモネを出荷しています(出荷期間は年度によって異なりますが、2021年度は3月末まででした)。
JA信州諏訪はアネモネの産地
原村の平出千里(ひらいで・ちさと)さんの圃場にお邪魔しました。
平出さんは原村出身で、18歳から40歳までは京都で和食料理の板前をしていました。
子どもが保育園生になり、農家の両親の面倒をみるためもあって40歳で帰郷し、就農して30年目をむかえます。
現在は奥さまとふたりで夏はブロッコリー(30a)、冬はアネモネ(7a)を栽培していますが、アネモネは冬場の資金源として25年前から栽培を開始しました。
圃場には白、紫、赤、ピンクなどカラフルな「ミストラルプラス」という品種のアネモネが咲いていました。
根元をハサミで切って収穫します。
JA信州諏訪のアネモネは単色ではなく、いろいろな色を混ぜて出荷箱に入れる「ミックス」で出荷されるのが特徴です。
「アネモネは、病害虫や軸割れなどがあるため、栽培するのがとても難しく、苦労する品目です。他産地での出荷は減ってきていて、市場からみればJA信州諏訪は大いに期待されている『責任産地』。消費者の方に喜ばれる品質の良いアネモネを生産していきたいです」と平出さんは言います。
どうかこれからも頑張ってください!
花を長く楽しむために
冬の寒いところであれば、2週間から1カ月くらい飾ることができます。
毎日水を変えて、週1回ずつ茎の下の方を1㎝ほど切ると長持ちします。
「この時期であれば、比較的長く楽しめるので、ぜひ家の中の寒いところに置いて、眺めていただきたいです」
JA信州諏訪産のアネモネは9月下旬から3月末(2021年度実績)まで、おもに関東、関西、中京などの市場に出荷されます。
お近くの花屋さんで探してみてください。