畑でとれたセリをたっぷり入れて、牛しゃぶしゃぶ!

セリ

3月に入り、温かい日が続く信州では雪どけが加速。冬に貯えられたエネルギーが一斉に芽吹く春が近づいています。
雪の下で、じっと息をひそめていた編集部員D家のリンゴ畑に自生するセリも、若い茎を伸ばし始めました。セリは、水辺を好む植物。「なぜ、リンゴ畑にセリが生えるの?」と思っている方のためにご説明を。リンゴ畑の中に、水が湧き出ている場所があり、そこにセリが自生しているのです。現在の茎丈は、10~15cm程度とまだ短く、これからもっと伸びていきます。リンゴ畑の中の水辺なので、リンゴの枯れ葉が落ち、他の草なども自生しています。採取したセリの中には、そういったものも混じります。それを取り除き、水洗いするのが結構大変。最近では、栽培されたセリがスーパーマーケットなどで束にして売られていますが、「野山から取ってきたものを料理するには、"こずく"がいる」と、祖母がよく言っていたことを思い出しながら、セリの下ごしらえをしました。
(※"こずく"とは、手間を惜しまない働きのこと)

セリ

さっそく、春の七草のひとつでもある自生セリを料理しました。
定番は「お浸し」ですが、今回はしゃぶしゃぶ用の牛肉があったので、セリとえのきをたっぷり入れたしゃぶしゃぶにして、ポン酢とごまだれでいただきました。セリの香りと食感が楽しめる、セリ好きにはたまらない一品です。もしセリが大量に手に入ったら試してみてください。
これからの信州には、いろいろな野草や山菜が芽吹きます。野山を散策しながら野草や山菜を見つけるのも楽しいですよ。口に入るまでには、"こずく"が必要ですが。(さくら)

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人

さくら

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