コロナ禍もありネット販売が普及して、お米のような重たいものはネットで購入するという方が増えています。
籾(もみ)で保管し、すりたてを直送する「今ずり米」が、JAタウンで11月に新発売されました。
「今ずり米」を販売しているのはJA上伊那で、上伊那産コシヒカリを籾の状態で低温保管し、出荷直前に籾摺り(もみすり)を行っています。
一般的にお米は玄米で保管されることが多いのですが、籾の状態で保管することで安定した品質を1年中保てます。
籾はカントリーエレベーターで最適な温度で保管されています
「今ずり米」は、米どころ上伊那生まれ
長野県南部の上伊那地域は、南アルプスと中央アルプスの高い峰々に囲まれた自然豊かな地域。それらの山々から流れる豊かな水を利用して、稲作が盛んに行われています。
のどかに広がる田園風景
上伊那の標高は500~900mと高いので、温暖化による近年の夏の暑さにも強く、安定した品質と生産量を維持しています。
「かみいな米」生産データ(2016年)
・10a収量…620kg(全国平均544kg)
・1等米比率…96.3%(全国平均83.4%)
また、冷涼で雨が少ない気候風土のため病害虫の発生が少なく、低農薬栽培が可能です。
安心安全でおいしいお米です
「今ずり米」を食べている方に伺いました
JA上伊那では、2020年度から組合員向けに「今ずり米」の宅配サービスを行っています。
宅配サービスを利用している唐澤和子さんに「今ずり米」の魅力を伺ってみました。
伊那市在住の唐澤さんは6人家族。趣味は野菜栽培で、大好きなご飯と一緒に自分で栽培した野菜のおかずをいっぱい食べることが元気の秘訣だといいます。
宅配サービスを利用したきっかけは何ですか
「これまで親戚の米農家から玄米をもらって、都度精米をしていましたが、お米が重くて大変でした。家まで送ってくれるのは便利だと思い、利用を始めました。1袋5kgというのが持ちやすくていいですね」
「今ずり米」を食べてみた感想を教えてください
「米粒がきれいで驚きました。粒が1粒1粒立派です。粘り気があり歯ごたえがしっかりしています」
ご家族の反応はいかがでしたか
「孫がお米がおいしいと喜んでくれます。現在1月当たり6袋注文していますが、もっと増やそうかと思っています」
さらに注文を増やしたくなるほどおいしいお米なのですね。
新鮮でおいしい「今ずり米」をぜひ一度食べてみてください。