眺めの良い温泉と極上品のイチゴ大福を満喫

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雄大な浅間山の連なりを前に仰ぎ、眼下に千曲川の流れを望む日帰り温泉「あぐりの湯 こもろ」には、眺めの素晴らしい露天風呂があります。その「あぐりの湯こもろ」の施設のなかで販売される「いちご大福」が今たいへんに好評なのです。いちご大福はJA佐久浅間の加工グループ「母の味」のみなさんの手になるもの。平日は日に100個、週末は200個ほどが作られていますが、正午を待たずに売り切れてしまうこともめずらしくありません。絹織物のようななめらかなお餅と、白餡、生地を通してほんのりピンクに透けて見えるイチゴが愛らしく、味わいジューシーな春の和菓子。5月いっぱいまでの季節限定品です。

イチゴ大福はおかあさんが作る
グループ「母の味」の活動拠点は「あぐりの湯」の施設内にある加工室。team_hahanoaji.jpg20代から70代後半までの女性33人のうち、毎日4〜7人くらいずつが交代で集まり、地元で採れた野菜や果物を使った焼き菓子、おやき、大福などの加工品を作ります。代表の原田博子さんをはじめ、ここに集うのはエネルギッシュな"お母さん"ばかり。湯気や熱気だけでなく、厨房内はいつも活気に満ちています。

母の味の「いちご大福」のはじまりは平成11年。「あぐりの湯」に隣接して「こもろ布引(ぬのびき)いちご園」がオープンしたことから「地元の新鮮ないちごを使ったいちご大福を紹介したい」と作りはじめました。餅の生地は国内産の餅米粉。餅米を蒸してつくのが本来の餅なのですが、それだと出来あがってからすぐに固くなってしまうことから、米粉を蒸してからつく方法で生地を作っています。それに砂糖を加えることで、赤ちゃんのほっぺみたいに柔らかくてなめらかな、大福用の餅ができあがるのです。

イチゴは酸味の少ない章姫で
いちご大福の主役、ひと粒のまるごとイチゴは、酸味の少ない品種「章姫(あきひめ)」を使用します。making_ichigodaifuku.jpg餡(あん)や餅と一緒に口に含んだ時にも酸っぱさを感じず、イチゴのみずみずしさが際立つようにと、品種を決めたとか(章姫が品薄の時には章姫よりも少し酸味のある「紅ほっぺ」を使うそうです)。

「いちご大福」は、あらかじめ白餡に包んだイチゴを、薄く伸ばした餅で覆って丸くまるめ、生地の口を閉じると出来あがりです。表からイチゴが透けて見えるように、イチゴの半身だけに白餡をつけることや、全体が白くてかわいらしく見えるように、黒い小豆餡ではなくて白餡を使っているところも、女性らしい配慮です。

「はじめたばかりのころは、お餅も餡も甘くてたっぷりで、サイズも大きくてね。本当に"田舎の大福餅"って感じだったの。それを毎年、反省会を開いて改善して、甘さを控えめにしたり、食べやすい大きさにしたりと、工夫してね、それで今のこの大きさになりました」と原田さん。現在はイチゴよりもふたまわりほど大きいサイズなので、女性でも3口くらいで食べられる上品な大きさです。

イチゴ大福は5月末日までの限定
値段は1個130円。2個パック、5個パックでも販売されています。大量に必要な場合は予約も受けつけています。「あぐりの湯こもろ」における「いちご大福」の販売はハウスイチゴの旬の間だけ、お正月から5月いっぱいまでの限定販売です。「いちご大福」のほか、8月にはブルーベリー大福、秋にはりんご大福が登場し、季節の味わいを楽しませてくれます。

また米粉を使ったドーナツ形の「お米のふわふわケーキ」や手作りイチゴジャムを使ったマフィン、自分たちで育てたリンゴのアップルパイやカボチャパイなどの焼き菓子、野沢菜や切干大根の総菜が入ったおやきなど、多彩な商品も販売しています。ぜひ絶景も満喫できる日帰りの温泉にいらっしゃいませんか。そしてイチゴの季節ならではの「いちご大福」をぜひ一度味わってみてください。

アクセス

あぐりの湯こもろ
住所:384−0071 長野県小諸市
   大字大久保字中山1145−1
電話:0267−24−4126
営業時間:午前10時〜午後9時
    (受付は午後8時30分まで)
休日:毎月第2・第4火曜日
あぐりの湯こもろウェブサイト

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