暦の上では立春を迎え、南北に長い信州の南部から梅のたよりが届きはじめました。が、まだまだ、信州の冬を満喫できるイベントが各地で開かれています。この時、この場所でないと楽しめない、出会えないイベントに出かけてみませんか。
世界中を「平和の灯り」で照らそう
今回は、先週末の2017年2月11日から19日(日)までの9日間、開催される「長野灯明まつり」をレポートします。今年、「長野灯明まつり」は第14回目を迎えました。1998年の長野オリンピック開催を記念し、2004年から行われているイベント。開催オリンピックの「平和を願う精神」を後世に遺していくため、世界に向けて「平和の灯り」を力強く発信する長野の冬のまつりとして定着し、日本だけでなく世界から多くの観光客が訪れるようになりました。
ライトアップされた善光寺本堂
山門(三門)
見どころは、期間中毎日、18時から21時まで行われる5つのカラー(五輪の色)でのライトアップ(善光寺本堂や山門《三門》など)や、善光寺周辺から長野駅まで続く表参道(中央通り)に750個の切り絵の灯ろうが並ぶ「ゆめ灯り絵展」です。
長野市内の小学生の切り絵の灯ろう
※「ゆめ灯り絵展」の開催日は、「長野灯明まつり公式ウェブサイト」をご確認ください。
きのこいっぱい!温かくておいしい「灯明なべ」
灯明なべに並ぶ観光客
きのことねぎたっぷりの灯明なべ
このほか、善光寺表参道ではさまざまなイベントが催されています。
JA全農長野とJAながのは、2月12日(日)の午後7時から長野県産きのこをふんだんに使用した「灯明なべ」限定1,000食の無償配布を行いました。長野県のきのこの生産量は日本一。「灯明なべ」には、全国一の生産量を誇るブナシメジのほか、エノキタケ、ナメコ、そして、ネギがたくさん入っています。雪がちらちら舞う中、配布時間前から「灯明なべ」を求めて長い行列ができました。熱い「灯明なべ」を振舞うと「冷えた身体に温かい汁はうれしい」「きのこがいっぱいでおいしい」などの声をいただきました。用意した1,000食の「灯明なべ」は、約30分で完食の大人気。2月18日(土)の午後7時からも北野カルチャルセンター前で「灯明なべ」の振る舞いを行います。ぜひ、いらしてくださいね。
期間中は交通規制が引かれていますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
長野灯明まつり公式ウェブサイト
切り絵が繊細な灯ろう