先日スノーシューを履いて、根子岳に登ってきました。根子岳は、日本百名山の一つ四阿山の隣の山で、菅平を起点に登ります。
奇跡的ともいえる快晴で、富士山や日本アルプスをはじめ、日本を代表する山々を360度の視野で眺められました。こんな光景はもう一生見られないかも、というくらいの感動的なパノラマでした。
ところで、スノーシューはいわば"西洋かんじき"ともいえる履物ですが、日本のかんじきと最も違うのは、フレームと靴の角度が変わる点(かかとがフレームより上になったり、下になったりする)です。この機能があるためにアップダウンに強く、冬の野山をトレッキングするには最適なギアなのです。 スノーシュートレッキングの魅力を言葉だけで伝えるのはとても難しいのですが、あえて一言で表すと「自由」ではないでしょうか。普段気が付いていないだけで、私たちがいかに制約された中で移動しているのかを、衝撃的に実感してしまうのです。初めて体験をした人から「感動しました!」の感想を聞くこともしばしばです。
長野県内でスノーシューをレンタルしてくれるところは意外と多く、スキー場やその周辺、キャンプ場、高原のアウトドア拠点などで借りることができるでしょう。スノーシューがらみのイベントやツアーもあります。山麓を散策するだけでしたら、風さえ避ければ雪はあっても意外と寒くはないので、お弁当もおいしく食べられます。おにぎりにお気に入りの具を入れて、さあ出発!(つかはら)