珈琲豆のプロが引き継いだ昭和レトロな喫茶店：岡谷市

その珈琲店は、諏訪湖畔の岡谷市加茂町にあります。２０年営業したお店を、去年（２０１６年）９月から、今のマスターが新たに営業することになりました。お店の名前は「賀茂町珈琲店」。珈琲にこだわったお店です。

珈琲は一杯ずつ挽きたて淹れたて

珈琲好きのマスターは、以前キャラバンコーヒーで働いており、賀茂町珈琲店は豆を販売するお客様だったそうです。前のオーナーさんから、自分に替わって店をやってくれる人はいないか、と相談があった時に、自らやることを決意。「お店はずっとやりたかったし、この雰囲気が好きだったんです」と話してくれました。

内外装はほとんど手をいれず、店名もそのままですが、珈琲にこだわったメニュー構成にしました。豆は、キャラバンコーヒーから仕入れ、お店で１１種類の珈琲を一杯一杯挽きたて淹れたてで提供しています。

スパイスカレーほか、フード＆スイーツにも期待

そのほかのドリンクメニューは、珈琲のアレンジが８種類、珈琲を飲めないという人にも、紅茶やハーブティーで８種類、ソフトドリンクなどがあります。

フードメニューは、ルーを使わずスパイスだけで作った数量限定のスパイスカレーが一押し。スパイスの辛さとトマトの酸味のバランスが良いカレーです。好みでチーズやハーブチキンのトッピングもできます。ほかにも、パスタやチャーハン、ホットサンドなどの定番メニューがあります。
午後のカフェタイムには、４種類のケーキも楽しめます。

人を惹きつける「なにか」があります

店内は、落ち着いた昔ながらの喫茶店の雰囲気で、１人でも気軽に珈琲を楽しめる空間になっています。お客さんは、以前からの常連さんに加えて、マスターのブログを見て訪れてくれる人などさまざま。書棚には、マスターが大好きなガンダムの書籍がズラリと並びます。マスターは「気軽にみんなが集まれる場所にしたい」と話します。

これからやりたいことを尋ねると「お客様のお好みのブレンド珈琲をやりたいですね」と話すマスター。好きな味を伝えて、自分だけのオリジナルブレンドが楽しめる日も、近いかもしれません。