近年、メディアで目にするようになってきました「エディブルフラワー」。
エディブルフラワーとは、「edible=食べる」+「flower=花」のことです。調理したり、料理に添えたり、飲み物に入れたり・・・。観賞用とは違い、野菜と同じように安全な栽培方法で育てられています。
今回は、エディブルフラワーをメニューに取り入れたカフェ・レストラン「Burano(ブラーノ)」をご紹介します。
彩り豊かで、味わいさまざま
実は、日本でもなじみのある食材です
エディブルフラワーのパウンドケーキ。贈り物に
ヨーロッパを中心にエディブルフラワーを使った料理は様々あり、「世界最大の花屋」と呼ばれるオランダの人たちは、見ても食べても楽しめるエディブルフラワーの料理を日常的に食べています。
日本でも、菜の花や食用ギク、桜、シソの花など、花を食べることは古くから好まれていました。
エディブルフラワーは、赤・ピンク・黄色・ブルー・紫・白・オレンジなど、色鮮やか。味は、甘みがあったり、苦味があったり、酸味があったり、種類によって異なりますが、どんな味付けとも相性がよく、料理を邪魔することはありません。
花や緑のある生活で、愛と潤いを
花と緑に囲まれた「Burano」
ガーデンを望むカフェのテラス席
2016年2月に、長野市居町にオープンした、カフェ・レストラン「Burano(ブラーノ)」を手がけるのは、長野市と飯山市に6店舗を展開するヌボー生花店。「花や緑のある生活」の魅力を広く発信する場所として、飲食店に生花販売を組み合わせた新業態店舗の運営に乗り出しました。
店長の青木善則さんは、「花と緑のある生活は、心が癒され落ち着きます。多くの人に花と緑の魅力をお届けしたいです」。エディブルフラワーを料理に使うことは、花が食べられるというサプライズの演出にも。「花を目で見るだけでなく、舌でも味わう新たな生活スタイルの提案につなげたい」を強調。「Buranoでは、『花と緑のある生活』のワンシーンを切り取った一皿を提案したい」と意気込みを語ってくれました。
日常を彩るアイディアいっぱい!
レストランではすてきなおもてなしも
1階は、フラワーハーブティーやサンドイッチなどの軽飲食を楽しめる「花屋なカフェ」や花屋らしい「ギフト」、今が旬の長野県産バラやシャクヤクなどの切花、鉢が並ぶ「花屋」、「ガーデニング」が癒しを醸し出してくれています。
2階は、落ち着いた雰囲気の「花と緑のレストラン」。家族や仲間との特別な時間を過ごしたいときに最適な場所です。エディブルフラワーや旬の野菜を使った彩り豊かな料理、花や緑の空間演出、スタッフのおもてなしなどで、とっておきの時間を演出してくれます。
また、「Burano」では、オリジナルガーデンのある生活の提案も行っています。
小さな鉢物もかわいい
オリジナルのエディブルフラワードレッシング
壁の緑に癒されるカフェ
花とグラノーラのギフト
ビタミン豊富で目にも舌にもおいしい♪
カフェで食べられる「気まぐれボールサラダ」と「フラワーシロップソーダ」
お店ではいろいろな料理に、エディブルフラワーが使われていました。今回いただいた「きまぐれサラダボウル」の中には、パンジーとベゴニアが。フラワーシロップソーダ(ラベンダー&ブルーベリー)の上には、ナスタチウムとパンジーが添えられ、目にも舌にも楽しさが感じられました。
エディブルフラワーは、野菜に引け劣らないビタミン、繊維を多く含んでおり、栄養も豊富。野菜や果物を食べる感覚で、エディブルフラワーを日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
「花と緑のレストラン」で提供される「エディブルフラワーと彩り野菜のブーケ風サラダ」
- 長野県長野市居町55
- TEL 026-219-4187
- 定休日 火曜日
- ※営業時間などはWebサイトをご確認ください。