大しめ縄づくりに挑戦!
しめ縄の作り方は「藁選り(わらすぐり)」から始まります。
「藁選り」とは、刈りとられた稲を選(すぐ)り、稲の茎以外の部分を大きな櫛のような道具で落とし、きれいな茎だけを選ぶことをいいます。この選別した藁で、鳥居に飾る大しめ縄をつくります。
藁を選別した後は、石と木づちで藁を叩いたり、お湯をかけるなどして、藁を柔らかく、編みやすくしておきます。(前日作業)
用意が出来たらいよいよ巻き方です。
個人用のしめ縄であれば一人で可能ですが、今回は神社の鳥居用なので少なくとも以下の役割が必要です。
・藁を時計方向に回す者 1名
・藁を揃えて量を一定にする者 1名
・太さや藁つぎを確認したり、その他調整を行う者 1名
巻き方は、硬く巻かなければいけません。直径6センチが目安とされています。一番やってはいけないのが、柔らかくて細くなってしまうこと。かといって太くすれば良いわけではなく、丁度良い太さが難しいのだとか。
個人用であれば、仕上げに先端を均等に切断すれば完成ですが、今回はなんといっても鳥居用。今回作った3本のしめ縄を枕木にのせX状に結び、さらに1本にまとめます。
これで、先端を切れば完成です。
通常の縄は右回りで巻きますが、しめ縄のように神様に関わる場合は左回りで巻きます。