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A Cozy Cafe in the Mountain Country
信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――
木のテーブルとガラスの器が街道の風情によく似合う
そのカフェは、かつて北国街道の宿場町として栄えた海野宿(東御市)にあります。名前は「橙(だいだい)カフェ」。ガラス工房橙の2階がカフェになっています。
風鈴の音に耳を澄ませ、ガラスの透明感に心を澄ませる
蔵造りのお店は、1階がガラス工房の作品展示、2階がカフェスペースです。立派な梁が見えるフロアには、やさしい光のランプシェード、野の花を生けた水差しなど、そこかしこに工房の作品が活用されています。テーブルは、昔の炬燵櫓(こたつやぐら)を再利用したもの。街道に向かう開放された窓からは、海野宿の宿場の眺めとガラスの風鈴。店内にBGMがないので、自然の風に時々響く風鈴の音が、この季節にぴったりきます。
自家製梅酢のドリンクやくるみのお菓子をどうぞ
カフェのメニューは、ドリンクとスイーツ。
珈琲は、珈琲工房HORIGUCHIのスペシャリティー珈琲の豆を使用しています。その他、自家製梅酢を使用した梅酢ソーダや梅酢ホット、地元産のラズベリーを使用したラズベリーティーソーダなど、オリジナルドリンクがあります。また、この時期にうれしいかき氷には、定番のシロップのほかに自家製梅酢シロップなどがあり、これからの季節は巨峰シロップも楽しめます。
スイーツは、東御市特産のくるみのお菓子(御菓子処花岡)や本日のケーキがあります。
手仕事のぬくもりに触れながら
ガラス工房の作品は、手作りのあたたかみのあるものばかりで、見ているだけで楽しくなります。中でも、東御市特産のくるみの殻の灰を利用した作品は、透明の中に懐かしい淡い緑の色が出て、手にもしっくりと馴染みます。お店の奥にある工房では、吹きガラス体験もできます(要予約)。
宿場の面影が色濃く残る町のカフェで、ゆく夏を惜しみながら、まったりとしてみてはいかがでしょうか。
橙カフェ
長野県東御市本海野1071-3
TEL&FAX 0268-64-9847
営業 10:00〜17:00
不定休(平日は電話で確認を)
Webサイト http://www.glass-studio-daidai.net
※駐車場は市営海野宿駐車場を利用
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