長野オリンピックが開催されたのは1998年の2月7日から22日までの16日間でした。もう10年も前になってしまったのですね。冬季五輪史上最大規模の72ヵ国と地域から、およそ2500人のアスリートたちが参加して、20世紀最後のスポーツと平和の祭典が長野県で繰り広げられました。つい昨日のことのように覚えている人も長野県にはたくさんいます。「長野灯明まつり」(写真)もオリンピックの平和の精神を忘れまいとして2004年から装いを新たにはじまった祭りで、すっかり2月の長野市のイベントとして定着しています。善光寺を、五輪の色にちなんだ光で照らす「善光寺・五色のライトアップ」がとりわけ心を奪います。このところ長野駅に降り立つ人が多いように思えるのも、かがやき国体(22日まで)だけでなく、善光寺の灯明祭りの影響でしょうか。灯明祭りは今週末17日まで開催されます。
先週末、長野市にも雪が降りましたが、気温が高めで水分の多い雪だったため、すぐに溶けてしまいました。日陰には雪がまだ残っていますが、昨年に比べて雪が少なく、歩きずらさはありません。タクシーの運転手さんたちも、今年は楽だと言ってました。昨日は全県的に曇り空で、長野市のある北部信州ではここしばらく青空を見ていません。今週は寒気の影響で雨から大雪という予報がありますが、それでも立春が過ぎて、少しずつ春が近づいているのが感じられます。
豊科町の犀川ダム湖にも遠くのシベリアからコハクチョウが飛来しました。3月上旬まで白い舞姫たちがゆったりと羽を休める姿が見られ、この時期になると県内の白鳥の飛来地はどこもハクチョウ見物の人々でにぎわいます。
山の気象変化が起こりやすい季節です。春一番が吹くのはいつでしょうか? 農家は、確定申告の準備に追われています。
●本日13日は「今日はなんの日」によれば銀行強盗の日だそうです。1866年(慶応2年)にアメリカでジェシー・ジェイムズが世界初の銀行強盗に成功した日であるために、銀行強盗の日にされました。いったい誰がそんな日をきめたのでしょうか? 明日14日は上弦の月であり、喜びと憂鬱が交錯する愛のバレンタイン・デーでもあります。
16日と17日には、300年余の伝統を今に伝える信州農村歌舞伎が伊那市の伊那文化会館に集結する第二回信州農村歌舞伎祭が開かれます。天と地の恵みに感謝し、農村を支える働く人々のチカラが生み出す農村文化ダイナミズムを感じてください。信州各地の物産展も同時開催。
19日は二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」とあります。12日から19日までの、月がだんだん大きくなる7日間で、日没時間が1日に1分ずつ伸びていきます。
長野県の冬の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより