待ちに待った慈雨(恵みの雨)が先週末(6月15・16日)にやっと降りました〜♪(週末お出かけの皆様にはすみません)
「カラ梅雨」とも呼ばれた今年は、編集部のある長野市内も平年の半分程の降水量しかなく、農家の皆さんは、水田の見回りや畑の灌水(水やり)回数を増やすなど、体力的にも精神的にも大変な毎日を過ごしていたんです。長野では昨日から今週末まで、梅雨前線や湿った気流の影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすいとのこと。ほっと一息。「いいお湿り」となってくれることを願うばかりです。
同じく6月15日、JA長野県青年部協議会などが長野市でTPP(環太平洋連携協定)反対を訴える街頭活動を行いました。長野駅前に集まった、同協議会やJAグループ、医療関係などの各団体は、農畜産業はもちろん、くらしや医療に大きな打撃を与えるTPPの問題点を訴えるチラシを配ったり、リンゴジュースを手渡しながら理解を呼びかけました。翌16日には東京都内で全国農協青年組織協議会によるシンポジウムも行われました。生活への悪影響を心配する声や情報開示がないといった声も多くあります。まずは交渉内容など必要な情報を広く公開してもらいたいものです。
・JA長野県青年部協議会のブログ のうてんき〜農転機〜
佐久市臼田のJA長野厚生連佐久総合病院の正面玄関隣で、今年もJA佐久浅間女性会による農産物直売所「まごころ市」が営業を始めました。安全・安心な地元農産物をモットーに、旬の野菜や果物、切り花を販売して今年で25年目。すっかり地域に定着し愛されていることが伺えます。「顔の見える販売で職員にも好評。身近な地産地消の拠点」と病院側からの期待も高いそうです。8月の盆前に開く花市は地域住民にも好評で今年も開く予定です。営業時間は午前7時〜午後1時。11月下旬まで開設予定(日曜・祝日休業)。
長野市のJAながの女性部吉田支部では、直売所のお客様の声にお応えして、地元直売所の農産物を使った伝統料理教室を月1回開催しています。その名も「食と暮らしの伝承塾」。地元の皆様に郷土食や行事食、また旬の野菜を使ったアイデア料理などを伝え、地産地消にも一役買っています。今月は今が旬の小梅の甘漬け。「家で毎年漬けているけど上手にできない」との声に、漬物の得意な部員が「梅にしわが寄らないよう、しゃもじで梅に傷をつけるのがポイント。カリカリ食感が楽しめる」などとコツを伝授します。参加費は材料費500円。お申込みは、JAながの うえまつ農産物直売所店内にて1カ月前から受け付けています。
◇JAながの うえまつ農産物直売所
住所: 長野市上松3-1-2
電話: 026-234-2427
・JAながの うえまつ農産物直売所ブログ
しっとり雨景を楽しむなら「あじさい」も素敵ですよね。6月下旬から7月下旬ころまで信州各地であじさいが見頃を迎えます。久しぶりの雨にきっと紫陽花たちも喜んでいることでしょう。
お寺や庭先、公園や小道にと咲く場所は様々で、白や薄桃色、淡紫紅から淡青紫色と、色とりどりの紫陽花の四ひら花(萼)が露を含んだ姿を眺めていると、「雨も良いもんだなぁ」と毎年思ってしまう編集部員でした。
・さわやか信州旅.net 信州花だより「あじさい」
[巻頭のカバー写真]久しぶりの雨に、遅咲きのツツジも花散る前に潤う長野市松代町。いっとき涼しさを感じさせてくれる、まさに恵みの雨でした。
*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。